FACOM128Bが情報処理技術遺産に認定
2009年3月2日

当社の「FACOM128B」が我が国のコンピュータ発達史上の重要な成果や製品の中で、現存する貴重な史料を保存し、次世代に継承していくことを目的とした「情報処理技術遺産」の認定を受けました。
第一回情報処理技術遺産認定式に出席
平成21年3月2日、上野の国立科学博物館にて第一回情報処理技術遺産認定式が開催され、富士通からも関係者が出席しました。情報処理技術遺産23件と、貴重な資料を保存・展示している分散コンピュータ博物館2件が認定されました。その中でも、FACOM128Bは今も動作が可能な状態で動態展示されていることが注目され、認定証授与式においてFACOM128B紹介ビデオが上映されました。

情報処理技術遺産とは
情報処理学会のホームページにある「コンピュータ博物館」には、国内のコンピュータの発展の歴史を示す重要な成果や製品の資料(2,000点超、写真約1,000点)が掲載されていますが、実在しているものは僅かです。そこで情報処理学会では、コンピュータ技術の発展を担い、また、生活、文化、経済、社会に著しく貢献した情報処理技術やシステムなど、現存する史料(装置を含め)を保存、継承することを目的として、「情報処理技術遺産」の認定を開始しました。
飯田経営執行役コメント:
今回、情報処理技術遺産に認定されたリレー式計算機は、国産初のリレー式商用コンピュータであること、そして現在も稼働50年目で稼働し続けている、という点が認定された要素だと思っています。2年前(2007年)に立ち上げた「稼働60年還暦までは動かし続けよう」という目的のプロジェクトを貫く「壊れたら直してみせる、動かし続けてみせる」というエンジニアの熱き心のDNAと、「全てはお客様のために」「品質を大切にする」という「モノづくり」と「技術屋」の心意気を多くの方々に知っていただく機会を得たことは、本当に嬉しいことです。
FACOM128Bの意義とは
1954年10月に完成したわが国初の実用リレー式計算機であるFACOM100の実績を基に根本的に改良され、演算速度を5倍とした、初の国産商用リレー式計算機FACOM128A(1956年)の機能追加モデルで、1959年に完成。

FACOM128Bは、初の国産旅客機YS-11やカメラレンズの設計に使われ、コンピュータの名機としての評価を獲得しました。また、商用コンピュータとしての信頼性確保のため、現在では一般的な技術である自己検査機能/リトライ機能がすでに導入されていたことは、実に先進的でした。2007年、先人たちがFACOM128Bに籠めた設計思想を受け継き、まずは還暦まで動かし続けようというプロジェクトが立ち上がりました。定期保守点検を通して、先輩から現役へと富士通のDNAの1つがリレーのバトンのように引き継がれています。
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記事中の名称等は執筆当時の内容となっております。
なお、「沼津工場」は2026年4月から「沼津事業所」と事業所名が変更になりました。




