外部団体との協業
社会や環境において様々な課題が山積する昨今、企業は、お客様や投資家の皆様へはもちろんのこと、社員やサプライヤー、大小様々なコミュニティなど、あらゆるステークホルダー(利害関係者)に対し責任を持つべきという考え方が国際的に浸透しています。
富士通はこの考え方に共鳴し、国際団体や志を同じくする様々な企業と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
世界経済フォーラム(WEF)への参画
世界経済フォーラム(WEF: World Economic Forum)は、経済学者であるクラウス・シュワブ氏により設立された非営利財団で、グローバル・シチズンシップの精神に則り、パブリック・プライベート両セクターの協力を通じて、世界情勢の改善に取り組んでいます。そして、あらゆる主要国際機関や経済界、政界、学界、そして社会におけるリーダーと緊密に連携し、世界・地域・産業のアジェンダを形成しています。

2025年10月に世界経済フォーラム(WEF)は、中国・杭州において「New Drivers of Industry Transformation Meeting 2025」を開催しました。本会合は、WEFの「アドバンスト・マニュファクチャリング&サプライチェーン」「AIエクセレンス」「エネルギー&マテリアルズ」の3部門が共同で主催したもので、企業、政府、アカデミア、市民社会から250名を超えるリーダーが参加し、AI、先端製造、クリーンエネルギーを通じた産業変革と持続可能な成長の実現について議論が行われました。
富士通も本会合に参加し、AIを活用した産業変革やサプライチェーンの高度化をテーマとする議論に貢献しました。また、会期中には「MINDS(Meaningful, Intelligent, Novel, Deployable AI Solutions)」第1期コホート表彰式が開催され、サプライチェーン・マネジメント領域におけるAIエージェントの実装事例が評価され、人間中心のAIイノベーション推進への貢献として、AI戦略・ビジネス開発本部の土井悠哉が表彰されました。
富士通グループは、世界経済フォーラムのコミュニティ活動への参画を通じて、「人」を中心としたAIの探求と社会実装を推進し、持続可能な社会の実現に向けたグローバルな議論と協創に貢献していきます。
持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)への参画

WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)は、世界各国から230社以上の企業が加盟する国際団体です。富士通は2013年に同団体へ参画しており、2018年からは当社役員が副会長や理事も務めるなど、WBCSDの掲げるビジョン(注1)のもと、ビジネスを通じた変革の加速に向けて参加企業の皆様と協働しています。
富士通はWBCSDの幅広い取り組みへの参加を通じて、様々な団体・企業と分野を超えて相互に知見を高め合い、持続可能な開発への最良な手法を検討し、それを実践する活動を展開しています。
主な取り組み
- マルチモーダル(注2)で持続可能かつ回復力のある輸送とモビリティの促進:富士通はWBCSD、オランダのコンサルティング会社Arcadisと交通データやシェアモビリティデータなど、様々な情報源から得たデータを活用し、モビリティハブの予測精度向上、投資リスクの軽減、効率化といった効果を実証しました。モビリティハブの配置を最適化した結果、CO₂排出量を最大12.6%削減し、ハブの利用率を13.5%向上させる効果が明らかになりました。
- CO₂排出量の算出方法論や企業間データ連携におけるルールメイキング:富士通はバリューチェーンのネットゼロ実現に向け、WBCSDのPartnership for Carbon Transparency(PACT:炭素の透明性のためのパートナーシップ)に参加しています。2023年度には製品カーボンフットプリント(以下、PCF)情報の企業間データ連携の実現に向けた世界初の社会実装プログラム「PACT Implementation Program」を通じて、リアルなサプライチェーン全体のCO₂排出量の見える化に成功しました。また、2024度よりグローバルサプライヤー12社と実データを活用したPCFのCO₂排出量の企業間データ連携を実施し、自社が購入する原材料のCO₂排出量の可視化と削減に向けた実践を行っています。
- Circular Products and MaterialsのWorking Groupに参画し、サーキュラーエコノミーに関連する企業の取り組みの可視化指標の策定やデータ連携、Global Circularity Protocol (GCP)の作成に貢献しています。
引き続き、富士通グループのパーパスと方向性を同じくするWBCSDの活動に積極的に取り組み、持続可能な未来の実現に貢献していきます。
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その他
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グローバルにおけるデータスペース(産業‐X)領域
国内のデータスペース(サプライチェーン)領域
欧州のサーキュラーエコノミー領域
国内のAI・分析、データマネジメント領域

