情報セキュリティ
基本方針
世界は、以前にも増して多くの深刻なサイバー攻撃にさらされ様々な被害を受けています。インターネットに公開されたシステムを見つけ出す技術が進歩し誰もが弱点を容易に見つけ攻撃することが可能になっており、未知の脆弱性を悪用した攻撃や脆弱性公表から数日以内での攻撃など、想定すべき脅威や攻撃手法はますます高度になっています。
そういった環境において、富士通グループは、イノベーションを通じて社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくことをパーパスに掲げ活動しています。富士通は多くのお客様とともに社会に対する価値創造を行っており、富士通が一度被害を受ければその影響は自社全体に留まらず、お客様・社会にまで影響を及ぼすものと理解しています。そのため、セキュリティ対策は富士通における重要な経営課題であり、経営層から現場部門まで全社一体となって取り組んでいます。また、そのための全社セキュリティリスクマネジメントスキームを構築しています。
<セキュリティリスクマネジメントの考え方>
富士通は、2021年以降、複数の重大なセキュリティインシデントに見舞われ、その対応に追われる現場では社内の様々な問題に直面しました。これらの問題を解決していく中で、富士通を攻撃者にとって「攻撃しにくい会社」にし、それを維持していくことが必要であると認識しました。「攻撃しにくい」とは、富士通への攻撃が容易ではない、すなわち攻撃が成功しにくいと攻撃者に思わせる状態を意味します。
「攻撃しにくい会社」を実現するためには、特に、インターネットに面したアセットの脆弱性など、外部からの攻撃の起点となるセキュリティリスクを徹底的に排除します。これにより、攻撃者は攻撃口を発見すること自体が困難になり、仮に攻撃口を発見できたとしても、その後の攻撃実行も極めて困難となる状態を目指しています。
<攻撃しにくい会社を実現するセキュリティリスクマネジメント>
富士通の従来のセキュリティリスクマネジメントでは、一般的なリスクマネジメントの考え方に基づき、インシデント発生後の事後対応による被害最小化を重視していました。その結果、現場部門が認識しないまま潜在的なリスクが徐々に拡大し、インシデント発生後に初めてその深刻さが露呈するという事態が起こりました。
このような状況を踏まえ、攻撃者の視点でより早い段階で潜在的なリスクを自ら顕在化させ、攻撃者よりも先に対応することで被害を抑制することが必要であるという考えに至りました。特に、昨今のサイバー攻撃におけるリスク発見から攻撃までの時間が極めて短くなっていることを考えると、潜在的なリスクの早期顕在化と迅速な対応を実現するマネジメントが不可欠です。
潜在するリスクの様々なケースを想定しそれに対応する顕在化の仕組みを構築することで、潜在的なリスクを網羅的に特定しリスクに対応すべき現場部門を把握できるようになっています。リスクの対応にあたっては、特定されたリスクを分析(攻撃難易度等)・評価(発生確率と被害規模)することで対応方針・優先度などを決定しています。優先度の高いリスクについては、CISO(Chief Information Security Officer:最高情報セキュリティ責任者)の下で全社セキュリティ統制を担う組織(以下、CISO組織)が直接現場に対して対応を指導することも行っています。

<セキュリティ対策のスコープ>
パーパスの実現を支えるために、攻撃者が富士通自身だけでなく、パートナー企業あるいは富士通のクラウド基盤上のSaaSなど、サプライチェーン全体を通じて、国内外問わずお客様の情報を狙っているものと想定したセキュリティ対策に取り組んでいます。富士通のお客様への価値提供のためのシステム(ビジネスシステム)や事業活動をささえるシステム(社内システム)に対するサイバーセキュリティ対策はもちろん、適切に情報を扱う・保護するための情報管理、富士通の提供する製品そのものやサプライチェーンを担うパートナー企業に対するセキュリティ対策もスコープとして活動しています。
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全社セキュリティリスクマネジメントスキーム
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<スキームの概要>
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<スキームに沿った全社レベルのセキュリティリスクマネジメント>
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<セキュリティ対策実行レベルの体制とコミュニケーション>
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- (注1) :
- 情報セキュリティ責任者:情報システムセキュリティの維持・管理を統率する責任者
- 情報管理責任者:情報の管理・保護を統率する責任者
- PSIRT責任者:製品に関する脆弱性管理を統率する責任者
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<規程/基準>
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- (注2) NIST : National Institute of Standards and Technology
- (注3) SP800-37 : NIST SP800-37 Rev.2 Risk Management Framework
- (注4) CSF : Cybersecurity Framework
- (注5) SP800-53 : NIST SP800-53 Rev.5 Security and Privacy Controls for Information Systems and Organizations
<セキュリティリスクの可視化>
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サイバーセキュリティ対策
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ITアセットの一元管理と連動した施策
<ITアセット一元管理・可視化による自律的な是正>
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<脆弱性の検出と是正>
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<脅威インテリジェンスの活用とアタックサーフェスマネジメント>
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<緊急時の脆弱性対応プロセスの整備>
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監視の徹底
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重要情報の保護
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インシデント対応
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<インシデント対応の高度化>
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富士通製品・サービスにおけるリスクの未然防止
<SIRT体制>
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- (注6) SIRT : Security Incident Response Team
企業内の製品・サービスを対象としてインシデント対応を行う組織や体制
<プロセス策定>
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- (注7) CISA : Cybersecurity and Infrastructure Security Agency
アメリカ合衆国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁
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情報管理
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個人情報の保護
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- (注9) プライバシーマーク :
JIS Q 15001に適合した個人情報保護マネジメントシステムの下で、個人情報を適切に取り扱っている事業者に付与されるものです。
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情報セキュリティ/情報システムの認証取得
富士通グループは、情報セキュリティの取り組みにおいて、第三者による評価・認証の取得を積極的に進めています。
現場層の自立化に向けた取り組み
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組織成熟度の可視化
<成熟度モニター>
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- (注10) C2M2 : Cybersecurity Capability Maturity Model
- (注11) SIM3 : Security Incident Management Maturity Model
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<第三者評価>
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SecurityScorecard:Aランク、 Bitsight:Advancedランク(2026年4月時点)
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セキュリティに関わる人材の育成
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<セキュリティ教育、訓練>
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<セキュリティ体制強化と人材育成>














