森永製菓株式会社 様48時間のデータ移行で実現した、グローバル経営基盤への第一歩

森永製菓株式会社は、2030年に掲げる「ウェルネスカンパニー」への変革を見据え、将来的なグループ展開を見据えた経営基盤刷新に着手しました。同社は、SAP ECCの保守期限への対応を起点に、SAP S/4HANAへの移行を単なるシステム更新ではなく、グローバル事業拡大と高度なデータ活用を推進する経営変革の中核と位置付けました。この挑戦に対し富士通は「BLUEFIELDコンバージョン」を活用し、48時間という短時間でのデータ移行を完遂。同社の変革を支えるデジタル経営基盤の構築を支援しました。
課題
- 長年の運用で基幹システムが部署ごとに個別最適化され、業務プロセスやデータがサイロ化
- グループ展開を見据え、共通の判断軸で意思決定できる仕組みの必要性
解決
- BLUEFIELDコンバージョンを採用
- Fit to Standardの考え方に基づいたシステム更新
- 必要なデータを選択的に移行し、不要なアドオンや過去データを整理
効果
- データ移行を48時間以内に完遂
- 年始から新環境での業務運用を開始
- 米国をはじめとする海外展開やデータ活用を支えるデジタル経営基盤構築を実現
今回の移行を単なるSAP ECC保守期限への対応でなく、将来のグローバル展開やデータ活用を支える『デジタル経営基盤』を構築するための経営変革プロジェクトとして位置付けました。
森永製菓株式会社 DX推進部 部長 折見 直彦 氏
森永製菓株式会社様について
菓子、食品、冷菓、健康関連商品などの製造・販売を手がける食品メーカー。2030年に向けて「ウェルネスカンパニーへ生まれ変わる」ことを掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。
心身の健康や環境への関心が高まる中、森永製菓株式会社様(以下、森永製菓)は、2030年に「ウェルネスカンパニーへ生まれ変わる」というビジョンを掲げ、顧客・従業員・社会に向けて、心の健康、体の健康、環境の健康という3つの価値を提供し続ける企業への進化を目指しています。
こうしたビジョンの実現に向け、急速な社会のデジタル化に伴う経営環境の変化やグローバル展開を見据える中で、既存システムのサイロ化・ブラックボックス化により、経営判断に必要なデータを迅速に把握できないことが課題となっていました。
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BLUEFIELDコンバージョンで、標準化と短時間移行を両立
同社が重視したのは、既存環境を活かしつつ、将来のグループ内標準化や拡張性を妨げる要素を見直すことでした。現行システムをそのまま移行するだけでは、業務やデータの分断を残し、グローバルで活用できる経営基盤の実現には課題があると考えたためです。
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年末年始の限られた期間内で、48時間以内のデータ移行に挑む
プロジェクトにおける大きな制約は、移行に使える時間でした。業務を停止できるのは年末年始の期間に限られ、ここを逃すと次の機会は大型連休となり、米国展開を含む事業計画に大きな影響を及ぼす可能性がありました。リスクを理解したうえで、年末年始のスケジュール内にデータ移行を48時間で必ずやり切ることを決断しました。
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標準的な環境を整え、次の経営戦略を考えるフェーズへ
BLUEFIELDコンバージョンにより、既存システムをそのまま引き継ぐのではなく、業務やデータを改めて見直し、不要なアドオンを整理することができました。その結果、機能面の改善にとどまらず、今後の運用や拡張を前提にした、よりシンプルで標準的な環境を構築しました。
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デジタル経営基盤を起点に、新たな価値創出へ
「今回のプロジェクトで構築した基盤は、ゴールではなくスタートです。今後は、グループ全体のデータをより有効に活用し、経営や事業運営の意思決定の高度化につなげていく考えです。」
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