富士通グループ環境方針
基本理念
富士通グループは、長年にわたりテクノロジーを通じてお客様に価値を提供してきたグローバル企業として、気候変動をはじめとする地球環境問題への対応を経営の重要課題と位置づけています。「イノベーションによって社会に信頼をもたらし世界をより持続可能にしていくこと」というパーパスのもと、事業活動を通じて環境負荷の低減と持続可能な社会の実現を目指します。 本方針の実行にあたっては、経営層のリーダーシップにより明確な役割と責任体制を定め、自社の事業活動に加え、サプライヤー、パートナーを含むバリューチェーン全体を通じた関係者と協働し、富士通グループ全体で次の取り組みを推進します。
行動指針
- 気候変動への対応
温室効果ガス排出量の削減を推進し、脱炭素社会の実現に向けて、気候変動の緩和および適応に貢献します。
- 資源循環の推進
資源の効率的な活用と循環を推進し、製品・サービスのライフサイクル全体を通じて循環型社会の形成に寄与します。
- 生物多様性の保全
事業活動が自然に依存し、かつ影響を及ぼしていることを認識し、生物多様性の保全と回復を推進することにより、自然共生社会の実現を目指します。
- 環境汚染の予防
エネルギー効率の改善や廃棄物および化学物質等の適正な管理により、環境負荷の低減と汚染の予防に取り組みます。
- 環境マネジメントシステムによる継続的改善
- 環境マネジメントシステムを構築・運用し、継続的な改善を行います。
- 環境、社会課題の解決に向けた目標を設定し、目標達成のための施策を実行するとともに、達成状況の定期的な評価、レビューを実施します。
- コンプライアンス等への対応
事業活動を行う国や地域に適用される環境関連法令、およびその他合意した事項を遵守します。
- ステークホルダーエンゲージメント
環境への取り組みに関する情報開示を適切に行い、ステークホルダーと双方向のコミュニケーションを通じて得られたフィードバックを環境活動の改善に繋げます。
- 社員への環境教育・啓発活動
社員一人ひとりの環境意識の向上を図るため、継続的な教育・啓発活動を展開します。
2026年10月改定
富士通株式会社
代表取締役社長
時田 隆仁
環境経営推進体制
富士通グループは、2020年4月にサステナビリティに配慮した経営を主導する「サステナビリティ経営委員会」を設置しました。サステナビリティ経営委員会では、グローバル共通のサステナビリティ重要課題(Global Responsible Business : GRB)」を設定し取り組んでいますが、その中の1つに「環境」があります。
環境活動を推進する各組織は、EMSの高度化やガバナンス強化に向けて、中長期的な課題の検討や方針の策定、気候変動による事業リスク・機会の共有や対応方法の検討などを実施し、「サステナビリティ経営委員会」に定期的に報告します。それを受けて、富士通グループにおける環境経営の最終的な意思決定を「経営会議」で行っています。課題別に、ビジネスグループや本部の枠を越えた関係者で構成される目標主幹組織があり、下の図のような推進体制によって環境課題への取り組みをグループ内に素早く浸透させています。

行動実施フロー
「サステナビリティ経営委員会」は、環境活動の推進組織から定期的に報告されるグループ全社に関わる環境関連事項の活動状況や目標達成状況、新規活動について審議などを行います。例えば、エネルギー使用量やCO₂排出量の削減、環境リスクへの対応など、環境経営全般における中長期的な課題の方向性を決定し、環境マネジメントレビューの実施や富士通グループ環境行動計画の承認を行っています。
「目標主幹組織」は、行動実施フローに従い特定の課題(エネルギー、GHG、廃棄物、水など)ごとに専門的に対応し、各種パフォーマンスデータから改善ポイントを特定、環境行動計画の目標を検討し推進、目標の進捗状況を確認します。目標主幹組織からの進捗状況報告を受けた「環境経営責任者」は、活動状況および今後の方向性等の示唆を含め承認し、環境管理責任者にて必要な取り組みを実施することをすべての組織へ指示します。これらの活動をより浸透させスキル向上を図るために、気候変動(エネルギー消費量の削減を含む)、資源(水を含む)、廃棄物関連などをテーマとする環境教育や説明会を継続的に実施しています。

外部ステークホルダーとの協議
富士通グループでは、以下に示す国際組織や各種団体などの外部ステークホルダーと連携し、環境方針の推進や、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)への参画
WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)は、世界各国から250社以上の企業が加盟する国際団体です。富士通は2013年に同団体へ参画しており、2018年からは当社役員が副会長や理事も務めるなど、WBCSDの掲げるビジョンのもと、ビジネスを通じた変革の加速に向けて参加企業の皆様と協働しています。
富士通はWBCSDの幅広い取り組みへの参加を通じて、様々な団体・企業と分野を超えて相互に知見を高め合い、持続可能な開発への最良な手法を検討し、それを実践する活動を展開しています。
社員への環境教育・啓発活動
富士通グループでは、「環境経営を推進していくためには、全社員の環境意識の向上と積極的な取り組みが必要不可欠である」という考えの下、様々な環境教育・啓発を実施しています。
包括的な環境教育の実施
すべての社員を対象として、グループ全社員教育体系のプログラムにおいて環境e-ラーニングの機会を提供し、環境経営に関する基本的な理解を促しています。また、環境業務を担当する社員に対しては、内部監査員教育や廃棄物実務管理者教育などの専門教育を実施しています。




