A10ネットワークス製
次世代アプリケーションデリバリーコントローラー

A10 Thunderシリーズ

ライセンスフリーでコストパフォーマンスに優れる高性能ADC

概要

BYODやSDNによるネットワーク構成の変化、IPv6への移行、クラウドサービスの普及や複雑さを増すセキュリティ脅威など、アプリケーション配信を取り巻く環境は、急激に変化しています。
A10ネットワークスの「Thunderシリーズ」は、従来のサーバ 負荷分散に加え、高度なアプリケーション処理によるDDoS防御やWAF、アプリケーション認証機能をはじめとしたセキュリティ対策やIPv6移行、仮想化など、ユニファイドアプリケーションサービスゲートウェイの機能を提供し、さまざまなソリューションモジュールを統合した次世代アプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)です。

ADC の主な機能

  • 負荷分散
  • SSL高速化
  • セキュリティ機能(DDoS防御、WAFなど)
  • IPv4枯渇・IPv6移行
  • 仮想化対応
ユーザーからバックアップデータセンターまで、ウェブサーバーを介したアプリケーション配信のネットワーク構成図。

「異なるデバイスで提供していた複数の機能を1台に統合」

従来サーバ ロードバランスやDDoS防御、WAF、IPv6移行などの機能は、それぞれ異なるデバイスを利用して提供されてきました。今まで異なるデバイスで提供していた複数の機能を、高速処理が可能な大容量なアプライアンスに統合することで、コストと遅延を抑え、ハイパフォーマンスなアプリケーションネットワーキングを実現します。

複数のデバイスから1台のデバイスに機能統合されたネットワークの変化を示す図。

導入のメリット

  • 負荷分散による可用性の向上とサーバレスポンスタイムの改善
  • ユーザーエクスペリエンスの向上
  • 機器集約によるデータセンターの省電力化、省スペース化
  • さまざまなセキュリティ脅威への自動防御とアップタイムの保証
  • IPv4とIPv6ネットワークのシームレスな相互接続
  • 仮想化ソリューションによる伸縮性の確保、マルチテナント環境の実現

特長

Thunderシリーズは、A10が最新の技術によって開発し、クラス最高のパフォーマンスを実現するオペレーティングシステム「ACOS(Advanced Core Operating System)」をベースにしたプラットフォームです。
ハードウェアの処理能力を最大限に引き出すことのできる独自の共有メモリアーキテクチャーにより、複数のアプリケーションモジュールを同時に実行した場合でも高いパフォーマンスを実現することができます。また、すべてのモジュールは追加ライセンスなしで使用可能なため、必要な場合にすぐに導入することができ運用コストも削減します。

コンパクト&ハイパフォーマンス

ACOSと表記されたロゴ。Advanced Core Operating Systemの略語が下部に添えられています
  • 2009年に業界で初めて64ビットに対応した独自開発のオペレーティングシステム「ACOS」を採用
  • CPU間通信を排除し各CPUが独立して動作する共有メモリアーキテクチャーにより、CPU性能を最大化し、コンパクトな筐体で高いパフォーマンスを実現
  • 150Gのアプリケーションスループットと530万レイヤー4コネクション/秒を1Uのアプライアンスで実現(Thunder 6430Sの場合)
  • セキュリティ処理専用ハードウェアによる高いセキュリティ性能と高スループット

ライセンスフリー

ADC、DDoS、CGNAT、WAF、GSLB、IPv6、SSL Intercept、AAMと書かれた青と白のボタンが並んでいます。
  • すべての機能をACOS上に標準搭載
  • オールインワンで多彩な機能を提供する柔軟なプラットフォーム
  • ロードバランシングに加え、セキュリティやIPv6移行などさまざまな機能を統合
  • ライセンス管理は不要。オプションライセンスの追加購入なしですべての機能を利用可能

操作性と運用性

グラフィカルインターフェースとコマンドラインインターフェースを併用して操作する、システム管理画面のスクリーンショット
  • 日本語対応GUIと業界標準のCLIを搭載し、ネットワーク技術者とサーバ技術者のどちらにとっても容易な操作を実現
  • スクリプティングによるアプリケーションやユーザーポリシー毎の柔軟なトラフィック制御
  • パケットキャプチャーや解析ログの自動保存機能による問題の切り分け、解析
  • SSD搭載による故障率低減、ホットスワップ可能なスマートファンなど、可用性とメンテナンス性に優れたハードウェア
  • 複数のハイパーバイザーに対応し、汎用サーバに導入可能な仮想アプライアンスも選択可能

関連ソリューション

A10クラウドプロキシ+DLIST Manager Cloud

Microsoft 365をはじめとするクラウドサービスは、非常に便利なコミュニケーションツールである一方、導入後にネットワークの負荷問題で苦労される企業が少なくありません。富士通ネットワークソリューションズでは、クラウドサービスの特性を踏まえ、快適にご利用頂けるA10ソリューションをご提案致します。
ハードウェアの処理能力を最大限に引き出すことのできる独自の共有メモリアーキテクチャーにより、複数のアプリケーションモジュールを同時に実行した場合でも高いパフォーマンスを実現することができます。また、すべてのモジュールは追加ライセンスなしで使用可能なため、必要な場合にすぐに導入することができ運用コストも削減します。

クラウドサービスの導入に伴い、特に課題となるProxyサーバ負荷上昇の課題に着目し、以下のソリューションを提供致します。

  • A10クラウドプロキシ

    クラウドサービス向けの通信とその他のインターネット通信をA10で振り分けし、Proxy負荷上昇を軽減

  • SDNアプリケーション 「DLIST Manager Cloud」

    Microsoft 365をはじめとするクラウドサービス向けのドメインリストの更新状況を確認し、更新があった場合にはリストを取得し、自動的にA10の設定更新を行うことで、運用負荷を軽減

DLIST Manager Cloud

Microsoft 365他クラウドサービス通信のため、A10 Thunderと、DLIST Manager Cloudによる最適化された構成図。

A10 ソリューションパートナー

当社は、A10社の認定ソソリューションパートナーです。

A10 SOLUTION PARTNER CLOUD PROXYのロゴ。白地に紺色の四角いフレームの中に、A10のロゴと文字が配されています。

A10 クラウドプロキシソリューションパートナー

A10社のクラウドプロキシソリューションは、クラウドアプリケーション導入による既存プロキシサーバーの負荷増大の課題を解決し、快適なネットワーク環境を実現するソリューションです。
クラウドアプリケーションおよびネットワーク双方に関する専門的な知見と販路を有しており、お客様に最適な提案を行うことができる会社として、A10社に認められたパートナーだけが、 クラウドプロキシソリューションパートナーの認定を受けることができます。

商標について

  • Thunder、ACOSはA10 Networks, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • Microsoft 365は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。