日本流イノベーション戦略への教えいまこそ学ぶドラッカー流「起業家社会」実践法

ヨーロッパ・ピーター・ドラッカー・ソサイエティ創設者 兼 理事長 リチャード・ストラウブ氏来日記念セミナー
経営におけるアントレプレナーシップ(起業家精神)と人材育成の重要性を説いた現代経営学のカリスマ、ピーター・ドラッカー。いま始まりつつある起業家社会のなかで、日本企業は果たしてその要請に応えることができるでしょうか?
2017年9月21日富士通は、東京・浜松町のFUJITSU Digital Transformation Centerで第11回トポス会議に先駆けた特別イベントを開催しました。そのタイトルは「日本を『起業家社会』に変えるために - ドラッカー・イノベーション論の再発見 -」。
この図はこの記事ページのイメージ写真です。
多摩大学大学院の紺野登教授を進行役に招き、リチャード・ストラウブ氏(ヨーロッパ・ピーター・ドラッカー・ソサイエティ創設者 兼 理事長)と高重吉邦(富士通 マーケティング戦略本部 VP)が、ドラッカーが強調した「イノベーション」や「イノベーションが起業家社会に与える影響」をテーマに講演。最終セッションのパネル・ディスカッションでは、来るべき起業家社会における日本企業の課題と挑戦について会場を巻き込んだ熱い議論が交わされました。
新たな「日本型経営」を

「最近の若い人たちは日本的経営と聞くとどうも古臭いと思うようだが、いまこそまさに21世紀の日本的経営を考えるべきなのではないか?」 冒頭で本イベントの趣旨を述べた紺野登教授は、まず会場にそう問いかけました。
「ドラッカーの言葉や考えを軸に今日はそのこと、すなわち、日本のビジネスをもっと起業家精神に溢れたものに変えていくにはどうすればいいのか、ということについて考えていきたい」。
70年代、日本的経営とそこから生まれる斬新なイノベーションは、欧米の大学やビジネスの注目を集めました。そこには欧米にはない独自の強みがあるとドラッカーは唱えました。しかし今日、その強さは影を潜め、企業もかつての輝きを失ってしまったように見えます。
一方、海外に目を向ければ、各都市でベンチャーが次々と産声をあげ起業家社会の波が押し寄せています。はたして日本は、このトレンドに乗ることができるのでしょうか?
ヒントはドラッカーの言葉のなかにあります。「日本の若い経営者にとって、ドラッカーの著作は、決して読むべくして読む古典ではなく、今日や明日の課題に対処していくための実践書です」と紺野教授は話し、バトンをストラウブ教授に渡しました。
日本に愛されたウィーン人
特別講演に登壇したリチャード・ストラウブ氏はまず、ドラッカーの著作が日本でよく読まれていること、そしてその経営論が今日も有効性を失っていないことに触れました。
「欧米でドラッカーを読む世代といえば、ベビーブーマーくらいです。X世代は多少読みますが、Y世代にいたってはドラッカーの名前を耳にしたことがあっても実際に読んではいません」とストラウブ氏は話します。「一方、日本では若い読者もおり、彼の主張がよく理解されている。世界で一番ドラッカーが読まれている国、それはまぎれもなく日本です」。

リチャード・ストラウブ氏
人重視の視点
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経営の三つの側面
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イノベーションと起業家社会
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多様性とイノベーション
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イノベーション社会への挑戦
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富士通もドイツのシーメンスの通信機器技術を導入してクロスバー型交換機を製造しましたが、そのリレー部品技術の応用がのちに国産コンピューターの開発につながっていきます。













