マイケル・サンデル教授との白熱討論デジタル世界で「信頼」をどう再構築するか

「亡くなった家族のデジタルツインとオンラインで話せるとしたら、あなたは会話しますか?」。平易な語り口で問いかけながら、聴衆を時代が抱える問題の核心へと導いていくマイケル・サンデル教授。富士通フォーラム2019のフロントラインセッション(5月16日開催)に登壇したサンデル教授は、富士通のグローバルマーケティング本部 チーフストラテジストの高重吉邦と8人のパネリストを交え、個人データやAIの倫理、企業の存在意義などについて白熱した討論を展開しました。
パネリストとして参加したのは、まず、国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所の渉外・広報官を務める保田由布子さん。マレーシア社会保障庁 リハビリテーションセンター 副所長のエドモンド・チョンさん。音声感情解析AIをグローバルに提供するスタートアップ企業Empathの共同創業者でCSOの山崎はずむさん。クリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナーであるTakramディレクターの佐々木康裕さん。そして、富士通からは産学官連携やダイバーシティを担当する梶原ゆみ子理事、富士通UK&I金融サービスCTOのイアン・ブラッドベリー、ポーランド・グローバルデリバリーセンターのプロセス・マネージャー、セバスチャン・マシュー、グローバルマーケティング本部から高橋美香が登壇しました。また、予め配布していた赤と緑のボードを通じて、東京国際フォーラムの大ホールを埋め尽くすビジネスリーダー達もともに議論に参加し、会場全体が活気にあふれました。


高重吉邦:
皆さん、こんにちは。
これから“ハーバード白熱教室”でよくご存じのマイケル・サンデル教授とともに「デジタル世界で“信頼”をどう再構築するか」について、議論していきたいと思います。
インターネットやスマートフォンのようなデジタル技術は暮らしを便利にし、eコマースやソーシャルネットワークなどの新しいビジネスを生み出しました。しかし、一方で不安に感じないでしょうか?昨年起こったフェイスブックの個人データ漏洩事件はまだ記憶に新しいと思います。富士通が実施したグローバル調査でも回答者の70%以上がオンライン情報の信頼性やプライバシー侵害のリスクについて懸念を抱いていました。デジタル技術に対する信頼、それを使う企業に対する“信頼”が揺らいでいるのです。
サンデル教授は、この点についてどうお考えでしょうか?
マイケル・サンデル:
今日私たちが直面する最も大きな倫理的な問題のひとつだと思います。解決できなければ企業の信頼は失墜し、人々はテクノロジーを機会ではなく脅威だと見なしてしまうでしょう。これから行うように、デジタル技術がもたらす倫理的な問題についてパブリックに議論することが重要なのです。
プライバシーをどこまで共有する?
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見たところ聴衆の方は緑が7割から8割くらいでしょうか。パネリストの方々も6対2で緑が多数派です。由布子さんは情報提供しないという意見ですが、それはなぜですか?
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AIをどこまで信頼する?
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仮想的な不死は作れるのか?
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信頼と企業の社会的責任
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こうして、デジタル時代の信頼についての白熱討論は終了し、満席の大ホールは盛大な拍手に包まれました。


















