自然共生(生物多様性の保全)
あるべき姿と2030年目標
生物多様性の喪失は気候変動と並ぶ、喫緊の重大な問題であると認識され、その問題の解決には「ネイチャーポジティブ」の達成が必須と考えられています。そこで、2021年6月に開催されたG7サミットでは「2030年までに生物多様性の損失を停止し回復させる」を含む「G7 2030 Nature Compact」に合意しました。また、2022年12月に開催された国連生物多様性条約第15回締約国会議(以下:CBD-COP15)第二部では、2030年の国際目標を含む「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年ミッション「人々と地球のために自然を回復軌道に乗せるために生物多様性の損失を止め反転させるための緊急の行動をとる(抜粋)」に向け、23項目の2030年グローバルターゲットが設定されました。
富士通グループは、ネイチャーポジティブの達成に向け国際目標(昆明・モントリオール生物多様性枠組)に沿った、2050年あるべき姿と2030年目標(第12期環境行動計画)を策定しました。このあるべき姿の達成は、富士通グループのパーパス「わたしたちのパーパスは、イノベーションによって社会に信頼をもたらし世界をより持続可能にしていくことです。」の実現に寄与します。
(2050年)
持続可能な社会の基盤である『自然・生物多様性』をデジタル技術により十分回復させ、自然と共生する世界を実現する。
バリューチェーンを含む自社の企業活動の領域において、生物多様性への負の影響を42%以上低減する(基準年度:2020年)。加えて、生物多様性への正の影響を増加させる活動を推進する。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)への対応
富士通グループは、国際目標(昆明・モントリオール生物多様性枠組)に沿って、ネイチャーポジティブの実現に向け策定した「あるべき姿」の達成を目指しています。そして、TNFDの趣旨に賛同し、TNFD Adopterに登録しました。2025年度は、バリューチェーン上流を中心に、LEAPアプローチ(2回目)を実施しました。
[結果概要]詳細はこちら
富士通グループTCFDに基づく情報開示内容と同様
優先地域:直接操業は、主要39拠点中、IBAT等により要注意地域として、22拠点を特定。自然への重大な影響のあるマテリアルな地域の特定に向けの追加調査および検討を、今後実施予定。
バリューチェーン上流は、主な製品系の1次サプライヤーの関連する製造拠点(119拠点)に関し、IBAT等により要注意地域として、105拠点を特定。今後、マテリアルな地域の特定に向け、追加調査やサプライヤーエンゲージメントに着手予定。
依存と影響:ENCOREにより、「水・土壌への有害汚染物質の排出」による自然への影響が、バリューチェーン上流および直接操業において重要度が高い影響であると特定。加えて、バリューチェーン上流は、「撹乱(例:騒音、光)」、「淡水利用面積」、「海底利用面積」、「降雨パターンの調整」、「水質浄化」に関して、重要度が高い可能性を認識。
リスクと機会:複数シナリオにおける2030年、2050年のリスク・機会分析と重要性評価を実施した結果、重要性評価「高」のリスク・機会として、自然災害および自然環境の悪化、サプライチェーン・調達、環境法規制対応、新技術開発・新規サービス開発、人材獲得に関わる各リスク、新規サービス提供、持続可能なサプライチェーン構築、自然保全活動による評判獲得、人材獲得に関わる各機会を抽出。
富士通グループTCFDに基づく情報開示内容と同様
企業活動全体を対象に国際目標に沿った指標と目標を設定
優先地域(ロケーション)の依存と影響に関する指標と目標、リスクと機会に関する指標と目標は、今後、検討予定。
そして、2026年度は、これまでの分析・評価で抽出された課題を中心にLEAPアプローチ(3回目)を実施し、開示内容をブラッシュアップしていく予定です。

生物多様性保全活動
富士通グループは、あるべき姿と目標の達成に向け、様々な生物多様性保全活動を実施しています。
Loading component...
Loading component...
- (注1) 30by30 : 2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
① シマフクロウの音声認識プロジェクト
Loading component...
② 熱帯雨林 ハラパンの森(Forest of Hope)への支援
Loading component...
Loading component...
③ プラスチックごみによる汚染が深刻な島「対馬」での海岸クリーンアップ活動
Loading component...
④ 「石垣島 野底ウミショウブ群落 自然共生サイト」における海洋モニタリング及び地元小学校児童への教育活動
Loading component...
活動事例4:外部団体(J-GBF、経団連、WIPO、JBIB)と協働した取り組みの推進
富士通グループは、様々な外部団体と協働し、生物多様性保全に向けた以下のような取り組みを推進しています。
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
富士通グループ生物多様性行動指針
2009年10月、より具体的に生物多様性に取り組んでいくために「生物多様性行動指針」を策定しました。






