関係人口の創出が鍵となる。金沢工業大学と富士通による地方創生への第一歩

2024年1月15日
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。近年、若者を中心とする関係人口が、少子高齢化が進む地方圏で地域経済活性化の新たな担い手になることが期待されています。(注1)
2023年10月、石川県金沢市でライトアップイベント「金澤月見光路」が開催されました。
富士通は、金沢工業大学の研究室が「関係人口」の創出を狙って本イベントに出展した「Connect Kanazawa 2」において、富士通のWeb3技術を活用した「NFT:非代替性トークン」発行に関する社会実験を行いました。ここではその取り組みについてご紹介します。
「関係人口」が地方創生に繋がる
人口減少や高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面しがちな地方圏ですが、近年は若者を中心とした、変化を生み出す人材が地域に流入し始めています。そのような地域の外から訪れる人材は「関係人口」と呼ばれ、地域づくりの担い手となることが期待されています。
この関係人口を増やす手法にはさまざまものが提案されていますが、ほとんどの手法に共通するのが「特別な体験」が大きな入口となっている点です。たとえば、農業体験やマラソン大会などの地元開催イベントに参加し、そこでの特別な経験がきっかけとなり、関係人口になることは珍しくありません。
関係人口の創出という観点で観光イベントの開催はとても重要です。その理由は、イベント参加者のみが観光体験を通じて関係人口になることに留まらず、その体験をブログ記事などのSNSを通じて発信することで、次はイベント参加者の友人が関係人口になるという可能性も大いに期待できるからです。関係人口による地元貢献例はさまざまですが、最もわかりやすい例は、通販での特産品購入や対象地域への再訪問などの経済的な貢献があります。

金沢工業大学 出原研究室による地方創生の取り組み
金沢工業大学では、産学連携により社会課題を解決することを目指し、社会実装型の教育研究を推進しています。
同大学の出原研究室では、CGやWeb, AR(拡張現実)、スマートフォンなどの最先端のデジタル技術を活かして地域文化を豊かにする実践的な研究を行っています。2013年からは金沢駅もてなしドーム「鼓門」においてプロジェクションマッピングを行うなど、金沢市の秋の催しでの演出にも携わっており、観光客にIT技術で特別な体験を提供することで「関係人口」創出に貢献しています。そして、コロナ禍が終息に向かい始めた2022年には、金沢市の「しいのき迎賓館」で開催された観光イベント「金澤月見光路」に「Connect Kanazawa」を出展。そこでは、スマートフォンやホログラム、プロジェクションマッピングによって来場者とオンライン参加者を繋げ、写真の交流を通してオンライン参加者と金澤月見光路の感動を共有するユーザ体験を演出しました。
富士通は、出原研究室のこれらの取り組みや狙いに共感し、2023年度の出原研究室の出展「Connect Kanazawa 2」に、富士通のWeb3技術を提供。「関係人口」の創出に向けた実証実験を行いました。
富士通のWeb3技術とNFT~会場での体験を永遠に思い出して残す
Loading component...
Loading component...
観光イベント「金澤月見光路」の現場レポート
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
Loading component...
地方創生の未来
Loading component...
担当者プロフィール
Loading component...
関連情報
Loading component...
(注)本記事は2023年末に取材、執筆されたものです。
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々とそのご家族に対しまして、謹んでお見舞いを申し上げます。













