「発達障がい児童のためのスポーツ観戦体験」でIAUD国際デザイン賞2023金賞を受賞

2024年3月19日
富士通が共生社会の実現に向けた活動の一環として取り組む『発達障がい児童のためのセンサリールーム観戦の取り組み』が、この度「一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(以後、IAUD)国際デザイン賞2023」金賞を受賞しました。本取り組みは2019年に初めて実施して以来、富士通フロンティアーズ、富士通レッドウェーブ、川崎フロンターレと連携しながら進めており、6年目の活動となりました。
チームを通してどのようにして共生社会の実現に関わろうとしているのか、その取り組みについてご紹介します。
感覚過敏という特性ゆえのスポーツ観戦での困りごと
発達障がいの子どもたちはどのくらいの割合でいるかご存じでしょうか。(注1)通常学級に在籍する小中学生の8.8%に発達障がいの可能性があるという統計が、文部科学省(注2)から報告されています。ただ、発達障がいは見た目では分かりにくく、子どもにとっては特性ゆえの行動であっても「単なるわがまま」「親の躾がなっていない」などと捉えられてしまうことがあります。
また発達障がいの方の中には、光や大音量を苦手とする「感覚過敏」という特性のある方が少なくありません。子どもにとっての大音量やまぶしい光、人混みといった辛さゆえ、保護者はスポーツ観戦や外出自体を諦めてしまうケースもあります。そういった特性のある子どもたちにスポーツ観戦を体験させてあげたいとの思いから始まったのが、『発達障がい児童のためのセンサリールーム観戦の取り組み』です。


センサリールームってどんな部屋?
富士通では、「観戦に行きたいのに環境が整わない状況」を課題として捉えました。これらの課題を解決するとともに発達障がいの理解を促し、誰もがスポーツを楽しめる社会を実現する第一歩として、「センサリールーム観戦」を企画しました。
センサリールームとは感覚過敏の特性に配慮し、明るすぎず、騒音を遮断した、安心してスポーツ観戦を行うための特別な部屋のことをいいます。
2019年、オリンピック・パラリンピックを契機として、富士通主導のもと、日本で初めてスポーツ観戦におけるセンサリールームを設置し、Jリーグ(川崎フロンターレ)のサッカー観戦イベントを実施しました。またそれに続き、アメフト界、女子バスケット界でも、国内初のセンサリールームを実施してきました。富士通スポーツでは、オリンピックのレガシーとしてセンサリールーム観戦を実施し継続しています。








