「タウンホールミーティングは私にとって学びの場」社長の本音が社員を動かす

2024年6月20日
富士通株式会社 代表取締役社長 時田 隆仁は、全社一体で変革を進めるためには全社員が同じあるべき姿を見据えてそれぞれの役割において自律的に行動することが不可欠だと考え、会社や経営への理解を深めるための社内コミュニケーションを強化しています。その一環として、社員と直接対話する場となるタウンホールミーティングを2019年6月の社長就任以降、約80回開催しており、これまで延べ63,000人以上の社員が参加してきました。本記事では、中期経営計画をテーマとして実施したタウンホールミーティングの様子を紹介します。
社長就任以降、社員とのコミュニケーションを重視
時田は、2020年に定めた富士通グループのパーパス「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」の実現に向けて、事業や組織、人材、カルチャーの全方位で社内変革を実行してきました。その一つに、社内コミュニケーションの強化があります。社内コミュニケーションのあり方や仕組みをグループ全体で見直しており、自身も社内のSNS上で経営戦略、市場動向などに関する考えから日々の活動までを共有し、また社員の投稿に対して直接コメントするなど積極的なコミュニケーションを行っています。
時田がコミュニケーションを重視するようになった大きな転機は、ロンドンでの駐在経験です。お客様や同僚が全員日本人という環境から一変。生まれや言語、文化が一人ひとり異なる社員たちを束ねる立場に身を置き、お互いを理解し信頼関係を築くためにはコミュニケーションが欠かせないことを改めて痛感したと言います。自ら積極的にコミュニケーションを図ることで、真に互いを理解し合えることを実感した時田。だからこそ、社員との直接のコミュニケーションに注力してきました。
社長と社員が直接対話する場、タウンホールミーティングを実施
そんな時田が、2019年6月の社長就任以降80回以上実施しているのが、「タウンホールミーティング」です。これは社員に直接思いを伝え、また社員からも日々の疑問や思いを伝えてもらう、社員と顔を合わせて対話する場です。その対象は国内社員にとどまらず、アメリカやヨーロッパなどの拠点へ訪問する際には現地の社員とも対話しています。開催形式としては、現地会場から数十人、オンラインから数百~数千人が参加するハイブリッド形式が主で、多い時には8,000人以上が参加した回もあります。
タウンホールミーティングでは、参加者からの質問をデジタルツールで収集・可視化するなど、オンライン参加者も自由に意思表示ができる工夫を凝らしています。また、海外拠点の社員が日本の回に参加する場合は、同時通訳や、発言をリアルタイムでテキストに変換し翻訳するFujitsu Software LiveTalk(注1)を活用しながら、同じ情報が同じタイミングで共有されるようにしています。











