センダン(栴檀)
科名
センダン科
Meliaceae
属名
センダン属
Melia
学名
Melia azedarach
時期
花期:5~6月
果期:10~12月
分布
四国~沖縄
樹木の説明
本来の自生地は西日本の温暖地の海岸近くですが、街路樹や公園などにもよく植えられています。沼津工場も温暖な気候に恵まれているのでセンダンの生育には適した場所なのでしょう。夏が近づくと、一見すると藤の花のような淡紫色の花を木全体に纏います。その美しさは圧巻です。秋になると結実し、2cmほどの丸い黄褐色の実を鈴なりにつけます。この状態を「千珠(せんだま)」とよび、これがセンダンの名の由来です。実はあまりおいしくないようで、ヒヨドリでも他の木の実がなくならないと食べにきません。それもそのはず、この実には毒性のサポニンが含まれているためあまりおいしくないのでしょう。人が食べると食中毒を起こし、摂取量が多いと死に至るとも言われていますので、絶対に食べないでください。
豆知識
栴檀の効用
センダンの木は、「平家物語」に壇ノ浦の戦いで捕えられて斬られた平宗盛・清宗の父子が京都三条河原で生首をかけられた木として登場しています。京都の刑の執行場所である左獄と右獄の門外にはセンダンが植えられていました。今でもセンダンの実の種は、数珠の珠として使われますが、生首の霊を供養するところから来ているのかもしれません。