コトを起こす第一歩:地域課題解決というゴールでつながる「神山町」×「神山まるごと高専」×「富士通」

2024年4月23日
富士通は、神山まるごと高専の取り組みに賛同し、スカラーシップパートナー(奨学金基金の拠出・寄附者)11社の1社として活動しています。「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指す同校とのコラボレーション活動について、私たちが学生らとともに、どのようにして「コトを起こす第一歩」を踏み出し始めているかについて前後編でご紹介します。後編は、コトを起こす実践事例として、現在取り組みを始めている神山町での地域課題解決についてお届けします。
「全体のかけ算」による地域課題解決を目指す神山町
神山まるごと高専と富士通は、神山町とともにコトを起こす取り組みを始めています。本取り組みにおける【ゴールとなるコト】は、未来の町づくりにおいて地域交通を起点とした様々な地域課題が解決された姿です。
後編記事は、本取り組みの参加者6名(神山町総務課 杼谷 学氏、神山まるごと高専の学生の名和 真結美さん、付 媛媛さん、富士通Mobility事業本部の石川 勇樹、福井 伸彦、増野 晶子)へのインタビュー内容を元にお届けします。

まずは、神山町総務課の杼谷氏に神山町の地域課題への取り組みについてお話頂きました。
神山町総務課 杼谷氏:
神山町の人口は、現在5千人を切っています。人口減少は住民の暮らしに大きな影響を与えていますので、将来世代へ町をつなぐために地方創生の流れに神山町としても本腰を入れています。
元々、NPO団体など民間の動きは活発で、チャレンジできる土壌が整っていましたが、2023年4月の神山まるごと高専の開校は想像を超える出来事でした。せっかく若い力や英知が結集しているので、地域や高専と共に可能性が広げられる取り組みを一緒にできたらと思っていました。なので今回の共同での取り組みには期待を寄せています。
神山町としては、地域交通を起点として、経済循環、高齢者の安心な生活、地域外との関係性など分野横断的で、相乗効果の得られる「全体のかけ算」となるような課題解決方法が重要だと考えています。
神山町の町営バスは1970年代には、年間利用者が6万人に達していました。2023年4月からは、変わり行く町に合わせ、町営バスに代わって「まちのクルマLet’s」が運行を始めています。神山町の住民がアプリなどを通じて、神山町内のタクシー会社3社の利用ができる新たな公共交通サービスです。町の助成金によって、利用者は隣町の役場まで約20kmの移動でも約800円(個人負担15%)で移動できます。
国交省は「交通のリ・デザイン」と「地域の社会的課題解決」を一体的に推進することを掲げています。「全体のかけ算」という目指す姿とは共通する点があり、杼谷氏も「神山町だけではなく、全国の自治体へも貢献できるような取り組みにできると良いなぁ」と、考えているそうです。そして、これからの将来世代に向け「神山町」×「神山まるごと高専」×「富士通」での本取り組みの今後の展開に期待されています。







