Global Fujitsu Distinguished Engineer

海野 由紀(Yuki Unno)
メッセージ
2012年にサイバーセキュリティ研究を立上げ、以降、攻撃者の手口を解析してサイバー攻撃への対策技術を開発し、社会やお客様の攻撃被害の最小化に取り組んできました。
近年はAIを実装したシステムにおけるセキュリティ技術の開発に従事しており、人々が安全にAIを利用できる豊かな社会の実現を目指しています。
活動実績
- 2012年、サイバーセキュリティ研究を立上げ
- 2014年、マルウェアによる社内潜伏活動の高速検知技術をプレスリリース、PFUより製品化。2015年、富士通功績賞を受賞、またSC Magazine Review、Info Security Product Guide‘s Award、Interop Tokyo Awardなど、国内外の7つの賞を受賞
- 2016年、サイバー攻撃の全貌をひと目で把握する高速フォレンジック技術をプレスリリース、富士通より製品化。2017年、富士通功績賞を受賞、2018年、Gartner社 Magic Quadrant for Managed Security Services, Worldwideに掲載
- 2019年、サイバー攻撃への対処要否を判断するAI技術をプレスリリース、話題を呼び、重要顧客A社様でPoCを実施
- 2020年、欧州富士通研究所とともにVehicle-Security Operation Center(V-SOC)を対象にAIを活用したセキュリティ分析技術を開発
- 2021年、人々が安全にAIを利用できるような社会にすることを目指し、AIシステムにおけるセキュリティ技術の開発に取り組む
- 2022年、セルフレジ不正会計検知AIを敵対的パッチ攻撃から守る技術を発表
価値創造
- グローバルな技術交流を目指すセキュリティ・コミュニティ BSides Tokyoを設立。2018年より、毎年カンファレンスやワークショップを企画・開催
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数々の学会やフォーラム、シンポジウムに招待され、富士通を代表してサイバーセキュリティについて講演
- 電子情報通信学会 ソサイエティ大会、第2回 日独セキュリティフォーラム、第24回 サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム など
- 技術評論社 「Software Design」や技術情報協会「人工知能を活用した研究開発の効率化と導入・実用化」へセキュリティ記事を寄稿
- 総務省・NICT「サイバー攻撃に関する解析作業」に関わる解析分科会委員、International Workshop on Advanced Techniques and Algorithms for Security and Privacy(ATASP)Program Committee、CSSプログラム委員、MWS実行委員を務め、セキュリティ研究の発展に貢献
- 工学院大学講義、長崎県立大学講義、ISACA、日本ネットワーセキュリティ協会(JNSA)主催の勉強会の講師や津田塾大学講義のTAを務め、サイバーセキュリティ人材の育成に貢献