PRESS RELEASE
日本初、グローバルな自然保護活動を推進する「Sports for Nature」のフレームワークに署名
富士通の強化スポーツチームおよび川崎フロンターレがスポーツを通じた自然保護の取り組みを推進
2025年10月22日
富士通株式会社
株式会社川崎フロンターレ
富士通株式会社(注1、以下 富士通)と株式会社川崎フロンターレ(注2、以下 川崎フロンターレ)は、このたび、「Sports for Nature」(以下 S4N)のフレームワークに賛同し、アメリカンフットボール部の富士通フロンティアーズおよび女子バスケットボール部の富士通レッドウェーブ、プロサッカーチームの川崎フロンターレが日本国内のスポーツチームとして初めて署名しました。
S4Nは、自然および天然資源の保全に関する国際同盟である国際自然保護連合(注3)、国際オリンピック委員会、国連環境計画、生物多様性条約事務局、およびドナ・ベルタレッリ慈善財団が共同で立ち上げたイニシアチブです。「自然保護、生態系の回復、持続可能なサプライチェーン、教育活動」の4つの原則に基づき、あらゆるレベルのスポーツ団体での自然保護活動を促進し、他者の参加を促すための指針を提供しています。2030年以降を見据えて、スポーツ界全体で自然保護に向けた抜本的な行動を推進することで、スポーツを通じた自然の保護や回復への貢献を目指しています。
背景
富士通グループは、「デジタルサービスによってネットポジティブを実現するテクノロジーカンパニーになる」という2030年までのビジョンの実現に向けて、マテリアリティの必要不可欠な貢献分野の一つとして「地球環境問題の解決」に取り組んでいます。その中で、重点的な取り組み項目である「自然共生(生物多様性の保全)」においては、ネイチャーポジティブの達成に向けた取り組みを進めています。具体的には、エコロジカル・フットプリントを指標としたサプライチェーンを含む自社の企業活動による生物多様性への影響を評価する算定方法を確立するなどの負の影響を低減する活動に加えて、森林保全活動などの正の影響を増加させる活動を実施しています。
また、必要不可欠な貢献分野の一つである「人々のウェルビーイングの向上」においては、2025年度から新たな項目として「スポーツ」を設定し、富士通グループが長年にわたり取り組んできた様々なスポーツチームやアスリートへの支援を通じたスポーツ振興に加え、地域社会との連携、企業イメージや従業員エンゲージメントの向上を目指しています。
Sports for Natureにおける富士通グループの活動について
S4Nのフレームワークに署名した富士通グループの3つのスポーツチームは、それぞれの競技でトップチームやトップアスリートとして勝利を追求し、日々努力を重ね、感動の共有や地域活性化などにポジティブな影響をもたらしています。その一方で、トレーニングや試合などを含む一連の活動により、一定の環境負荷が生じています。
そこで、S4Nのフレームワークを通じた取り組みを生物多様性への正の影響を増加させる活動のひとつと位置づけ、今後、次のことを行います。
<富士通フロンティアーズ・富士通レッドウェーブ>
・古着の回収などによる資源の有効活用に向けた衣類リサイクル
<川崎フロンターレ>
・古着の回収などによる資源の有効活用に向けた衣類リサイクル
・ホームゲームの廃棄物削減
・ファン、サポーターとの河川の水質改善を目的とした清掃活動
これにより、日本国内のスポーツファンへ環境保護に取り組むことの大切さを啓発し、一人ひとりの行動変容を促す存在となることを目指します。
富士通グループは、今後も地球社会の一員として環境・社会・経済の視点から課題解決に向けた事業活動を行い、自然共生活動への取り組みを推進していきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
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注1 富士通株式会社:
本店 神奈川県川崎市、代表取締役社長 時田 隆仁
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注2 株式会社川崎フロンターレ:
本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 吉田 明宏
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注3 国際自然保護連合(IUCN:International Union for Conservation of Nature and Natural Resources):
自然とその天然資源保全を目的とする世界最大、かつ、最も多様な環境ネットワークを持った権威ある国際同盟。主な取り組みとして、絶滅危惧種リスト(レッドリスト)の作成、保護地域の管理と拡大、各国政府や国際機関に対し科学的知識を提供した政策提言、生態系修復プロジェクトなどがある。
関連リンク
当社のSDGsへの貢献について
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。
本件に関するお問い合わせ
株式会社川崎フロンターレ
電話 0570-000-565
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