Data & AI駆動のサプライチェーンで不確実時代の「関税パズル」を解く

しなやかで強じんなSCMをつくるカギは大きく3つあります。
1つ目は「サプライチェーン全体の把握・分析」です。各国・地域にまたがるサプライチェーンの網の目を常にモニタリングをし、どこに穴や漏れが起こりうるかという潜在的なリスクを可視化することが重要になります。
2つ目は「不測の事態が起きた際の影響分析・対応迅速化」です。穴や漏れがなぜ起きたか、それらの影響を最小限にするために必要な施策は何か、といった分析と洞察を精緻に素早く重ね、有効な打ち手を検討しなければなりません。
3つ目は「調達や製造、販売の最適化」です。品質を担保できる代替調達先の確保、コスト転嫁する際の最適価格を見極め、実行する体制を整えることが必要になります。
3つのカギを手に入れるにはデータと人工知能(AI)の最適活用が不可欠です。サイロ化したデータをつなぎ、不透明な構造を可視化する。人間の経験や勘といった恣意性を無くし、客観性を重視したデータに基づく選択肢を持つ。AIと人間が協働して素早く意思決定できる体制をつくる。これらの変革をシームレスに実現し、しなやかで強じんなサプライチェーンを戦略的資産に昇華する手段こそ、データとAIなのです。
富士通は事業モデル「Fujitsu Uvance」のオファリングである「Fujitsu Data Intelligence PaaS(DI PaaS)」を通じ、変化の激しい世界の貿易政策に適応するサプライチェーンの構築を支援する新たなソリューションを2025年7月に開発しました。データ統合とAI技術を融合し、サプライチェーンに関わる「利益・原価構造の把握」「戦略価格シミュレーター」「オペレーション変更シミュレーター」という3つの実践的なアプローチから、サプライチェーンの強じん性向上と最適な意思決定を包括的に支援します。
不確実時代における「関税パズル」はますます複雑になる可能性が高まっています。パズルを解くために必要なピースを素早く集め、ありたい未来を拓くのはデータとAIの最適な実装と活用です。データとAI駆動型のサプライチェーンをいち早く整え、不確実性がもたらすリスクを、競合優位性の維持・向上を実現するチャンスに変える一歩を踏み出しましょう。
※所属・役職は取材当時のものです
鈴木 大祐
Daisuke Suzuki
富士通株式会社 グローバルマーケティング本部
マーケティング戦略統括部 コーポーレートインサイト部
部長
日本経済新聞社、PwC Japanを経て2024年3月に富士通入社。日本経済新聞では記者、デスクとして約18年間、財務省、金融庁、経済産業省など中央省庁の政策取材のほか、エネルギーやスタートアップなどの業界を担当。PwC JapanではThought Leadershipの企画立案、編集、執筆をリード。


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