ものづくり現場の生産性の向上をAIで実現~富山県企業3社と富士通による実証実験レポート

実証事件に参加されたTSK株式会社と富士通との集合写真

2024年3月29日

富士通グループでは、持続的な成長に貢献することをミッションに掲げ、日本全国の民間企業や自治体とともに、日本が抱える様々な社会課題をデジタル技術で解決することに取り組んでいます。

このたび富士通グループは、富山県が県民のウェルビーイングの向上や「幸せ人口1000万」の実現等を図るために2022年より立ち上げた実証実験プロジェクト「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)(注1)」に共感し、応募。TSK株式会社、株式会社山口技研、株式会社ヤマシタにご協力いただき、富山県の製造業の現場における生産性の向上に向けた課題を抽出し、その解決に取り組む実証実験を行いました。

まず課題をヒアリングした中で見えてきたのは、生産性の向上を最重要課題にしながら、人の動きや作業実態が把握できず、改善の糸口がつかみきれていないという実態でした。
作業実態の把握は生産性管理にとどまらず、品質管理や工程管理、原価管理の精度向上につながる可能性があります。つまり、改善のカギは「ひと」。富士通は、作業者のやる気や成長を促すために、工場で働くひとの動きをAI画像認識などのテクノロジーで「見える化」し、分析するプロジェクトを進めました。

本プロジェクトでは、どのようにひとの作業の最適化を図っていったのでしょうか。また、その先に見えてきたさらなる課題とは?詳細については、Digi-PoC TOYAMAのレポート(以下)をぜひご覧ください。

富士通グループはこれからも、人々のウェルビーイングに向け、全国の自治体や企業、医療、教育機関等とともに、様々な社会課題解決に取り組んでまいります。

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この記事を書いたのは

富士通Japan株式会社 中部公共ビジネス統括部 北陸公共ビジネス部
堀田 武嗣

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