2030年、量子コンピュータでビジネスをリードする
富士通は、量子コンピュータが、社会やビジネスに革新的な変化をもたらす重要な技術だと確信しています 。2030年には、その計算力が飛躍的に向上し、量子技術を活用する企業とそうでない企業との間に大きな差が生まれるでしょう。 富士通は、お客様がこの新たな時代の恩恵を最大限に受けられるよう、その活用を支援します。

複雑な社会課題を量子技術で解決
量子コンピュータは、従来のコンピュータでは計算が困難だった複雑な問題を高速に処理します。これにより、新材料開発や創薬、金融予測など、多岐にわたる分野で革新的な発見や課題解決を可能にします。これまで不可能だった計算が、新たな価値創造を加速します。
富士通の量子コンピュータ研究開発戦略
富士通は、量子コンピュータの実現に向け、ハードウェア(量子デバイス、集積、量子状態制御など)から基盤ソフトウェア(量子プラットフォーム、量子基盤ソフトウェア)、そして実用的な量子アプリケーションに至る全ての技術領域において、世界有数の研究機関と共にグローバルに研究開発を推進しています。

世界トップレベルの量子コンピュータのテクノロジー
富士通は、量子コンピュータの社会実装に向け、量子技術の研究開発で世界をリードしています。

量子コンピュータの産業化に向けた国家プロジェクト
2030年度に1万物理量子ビット超の超伝導量子コンピュータ構築を目指します。その一環としてNEDOが推進する国家プロジェクトに2027年度までの事業期間で参画しています。

ダイヤモンドスピン方式量子コンピュータ
超伝導方式に比べ、光接続による優れた拡張性を持つ方式です。2025年3月、大規模化に必要なエラー確率0.1%未満の高精度量子ゲート操作に世界で初めて達成しました。

量子コンピュータの早期実現を加速するエラー訂正技術
富士通が大阪大学と共同開発した「STARアーキテクチャ」は、大規模な計算に必要な100万量子ビットを6万量子ビットで実現。現行コンピュータで5年かかる計算を約10時間での実行に成功しました。

世界最大級40量子ビットシミュレータ
世界最大級の40量子ビット量子コンピュータシミュレータを、2023年10月より提供しています。量子コンピュータとの連携により、量子アプリケーションの研究開発を強力に推進しています。
導入実績:実用化への確かな一歩
量子コンピュータの導入、量子シミュレータ活用、共同研究等について詳細な情報やご相談をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。富士通は、実用的な量子コンピュータを一日も早く実現するため、研究機関や企業との新たな協力関係を歓迎します。
企業の量子アプリケーション開発を強力に支援
量子コンピュータの活用には、量子シミュレータとの併用による研究開発が不可欠です。富士通は、世界最大級の超伝導量子コンピュータと、同じく世界最大級の量子シミュレータ、さらに独自のAI技術を組み合わせた技術とソリューションを提供しています。これにより、お客様は自社の計算課題を解決する量子アプリケーション開発を進めることが可能です。既に、素材、医療、金融など、日本を代表する様々な業界の企業との共同研究も進行しています。
今、量子アプリケーション開発に取り組む理由と、富士通の具体的な取り組み
富士通は、以下のソリューションをご用意しています
富士通の量子コンピュータ開発ロードマップ
富士通は、2030年度を目途に1万物理量子ビット超の大規模超伝導量子コンピュータの構築を目指します。さらに、2030年度以降は超伝導・ダイヤモンドスピンの接続、2035年度には複数量子ビットチップのリモート接続も視野に入れ、1,000論理量子ビットの実現を目指します。富士通は量子コンピュータによる実用的な量子計算と産業化をあらゆる面で推進します。
富士通の量子コンピュータをもっと知る
今後のイベント

9月29日開催
WIRED Futures Conference 2025