イーピーエス株式会社 様 コミュニケーションDXで治験業務の効率化とコスト削減を実現

タブレットを手に会話している様子

医薬品開発支援サービスを提供するイーピーエスは、1991年の創業以来CRO※1の枠を越えたサービスモデルの構築に取り組んできました。同社は、既存業務の見直しやデジタル技術の活用を通じて、革新的な治験エコシステムを見据えた高付加価値なソリューションを創出し、健康産業の発展に貢献しています。今回、治験業務における治験依頼者(製薬企業、CRO)と医療機関をつなぐ本オファリング「Patient-centric Clinical Trials」の1stユーザーとして、コミュニケーション変革を実現しました。CROとして日本の治験環境にある課題と向き合い、新薬開発のスピードアップに貢献し、より多くの患者さんに新たな治療の選択肢を届けることで、ドラッグラグ・ロス等の社会課題の解決にもつながる取り組みをご紹介します。
※1 CRO:医薬品開発業務受託機関

課題

  • コロナ禍以降、関係者のコミュニケーション手段がメールや電話中心になり作業負荷が増えていた
  • メールや電話では情報検索や、途中経過の把握など第三者共有が難しかった

解決

  • 全施設一斉投稿や投稿種別選択で、情報伝達の迅速化と正確性を実現
  • 未回答スレッドの可視化により、返信漏れを防止

効果

  • ステータスの一元管理と情報整理により、関係者間の認識齟齬を解消
  • メールでの宛先確認が不要で、誤送信リスクを排除し、運用負荷を軽減、作業時間も短縮

日本の医療機関数は海外に比べて多く、モニターとCRC(治験コーディネーター)の運用コストが増加するため、円滑なコミュニケーションと業務効率化が不可欠です

イーピーエス株式会社 臨床開発事業本部 モニタリングセンター 副センター長 モニタリング4部部長 夏目祥江 氏

施設数増
モニター1人あたりの担当施設数増加

  • Industry: ヘルスケア・製薬
  • Location: 日本

イーピーエス株式会社様について

医薬品・医療機器開発に必要な臨床試験において、豊富な経験によって培われたノウハウをもとに、業務の効率化、そしてサービスの品質向上に常に取り組んでいます。良い循環を継続して実行し、お客様のパートナーとしてソリューションを提供し続けていきます。

日本の治験環境が招くドラッグ・ロス

日本は、諸外国と比較して新薬開発にかかるコストが高いと評価されています。この高コストが一因となり、世界規模での新薬開発・承認を目指して企画される「国際共同治験」の対象地域から日本が除外される傾向にあります。
(詳細はPDF資料をご覧ください)

情報インプットの改善で、モニターとCRC双方の負担軽減を図る

「円滑なコミュニケーションの醸成」と「業務効率化によるコスト削減」による課題の解決に向け、イーピーエスが選んだのがPatient-centric Clinical TrialsのCollaboration for Patientsでした。
(詳細はPDF資料をご覧ください)

コミュニケーション改善と業務平準化で働きやすさを実現

導入初期はCRCへのきめ細やかなフォローが必要でしたが、ある程度定着してくると本システムだけで完結できるタスクが増えたと言います。「これまでより簡易に依頼や質問ができるようになり、メールでの宛先確認が不要で、誤送信リスクがない点で運用負荷も下がりました。
(詳細はPDF資料をご覧ください)

治験業務のさらなる効率化と透明性向上に期待

今回イーピーエスは、業界から期待の高まる治験エコシステムの推進の中でも「治験運用の合理化にあたる依頼者と医療機関のコミュニケーション改善」に取り組まれました。
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