マツダ株式会社 様 顧客データ統合とパーソナライズで“ひと中心のマーケティング”を推進

乗用車の製造・販売を主要事業とするマツダ株式会社(以下、マツダ)は、企業理念の1つとして、「人間がクルマに合わせるのではなく、人間に合わせてクルマをつくる」という“ひと中心の設計思想”を大切な価値観にしています。クルマづくりだけでなく、マーケティングにおいてもひと中心の理念のもと、顧客一人ひとりに合わせた情報や体験を提供する1to1コミュニケーションに取り組んできました。2024年10月に、Salesforceのデータプラットフォーム「Data Cloud」とマーケティングオートメーション(MA)ツール「Marketing Cloud Engagement」を導入。1to1コミュニケーションの顧客体験向上と効率化を実現しています。

課題

  • 点在したデータをもとに手作業でマーケティングメールの配信リストを作成しており、業務負荷が高い
  • データ準備からコンテンツ作成までの作業が事業部門で完結せず、施策実施に時間がかかる
  • マーケティングメールの配信内容を顧客に合わせてパーソナライズする作業負荷の増大

解決

  • データを集約することで配信リスト作成の自動化を実現
  • ノーコードでデータの集約・統合・運用ができ、タイミングよく施策を実行可能に
  • 統合したデータを活用し、マルチチャネルで1to1マーケティングを実現する基盤を構築

効果

  • 導入後、週2回が限度だったメール配信が毎日1回に拡大、セキュリティリスクも低減
  • パーソナライズとタイムリーなコンテンツ配信により、メール開封率が向上

人は、就職、結婚、出産などライフステージの転換点でクルマを購入します。顧客と直接会話をしているディーラーはこういった情報を多く持っていますが、データが点在してマーケティングに活用しきれていない状況でした

マツダ株式会社 国内ブランドビジネス統括本部 国内ブランドコミュニケーション部 リテールコミュニケーションチーム 下村享弘 氏

10%
メール開封率が向上

  • Industry: モビリティ・交通
  • Location: 日本

マツダ株式会社様について

マツダ株式会社は、広島県に本社を置く日本の自動車メーカーです。常に「人」を中心に据えたモノづくり・コトづくりを追求し、「走る歓び」を企業理念として掲げています。ロータリーエンジンの実用化やル・マン24時間レースでの優勝など、技術革新に挑戦し続けるDNAを持ち、独自の道を歩んできました。

手動でメールの出し分け、セキュリティにも課題

マツダは長年、“ひと中心の設計思想”に基づくクルマづくりに取り組んでいます。人が乗ったときの心地よさを追求するのがマツダのモノづくりのアプローチです。マーケティングにおいても同様に、顧客が受け取ったときに心地よい体験や情報を提供していきたいと考えています。
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自動化、マルチチャネル化に向けシステム刷新、富士通が支援

運用負荷やセキュリティなど様々な課題を克服し、顧客ごとにパーソナライズされたコンテンツを、タイミング良く、適切なチャネルで届けるために、マツダが導入したのがData CloudとMarketing Cloud Engagementです。
(詳細はPDF資料をご覧ください)

70万件ものメールを2~3分で配信完了

マツダは、顧客データの統合、事業部門でマーケティングキャンペーンの企画から実行を担える体制、将来的に顧客接点をマルチチャネル化可能なシステム、パーソナライズされたコンテンツの制作から配信までの自動化などを実現しました。
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マルチチャネル化と更なるデータ統合を展開

マツダでは今後、メール以外のマルチチャネルでのコンテンツ配信、顧客のWeb行動をトリガーにしたマーケティング施策の実行、まだ統合できていない様々なデータを顧客データと一元化することなどにチャレンジしていく予定です。
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※ Salesforce、Sales Cloud,、Data Cloud、 Marketing Cloud Engagement他、Salesforce製品およびサービス名はSalesforce.com, Inc.の商標です。

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