株式会社中村屋 様 選択的移行で基幹システムのダウンタイムを短縮

笑顔で食卓を囲んでいる様子

株式会社中村屋(以下、中村屋)では、SAP ECC6.0のサポート切れに伴い、新たなERPシステムへの移行を余儀なくされていました。これをサポートしたのが富士通です。富士通は、限られたダウンタイムを死守するため、BLUEFIELDでの移行を提案し、無事プロジェクトを成功させました。

課題

  • SAP ECC6.0のサポート切れに伴い早急な移行が必要
  • 業務などの都合により5日間のダウンタイムの死守が必要

解決

  • 必要なデータのみを移行することでダウンタイムの最短化を実現
  • 経営層・現場への徹底したヒアリングと再検討
  • 豊富な知見を持つパートナーとの協業

効果

  • RISE with SAPへの移行を大きなトラブルなく完了
  • ダウンタイムを死守するだけでなく、予備日を1日間獲得
  • データドリブン経営の基盤が完成しデータ活用への道筋を確立

プロジェクト全体を通して、メンバー全員をリードしてくれました。その結果プロジェクトは成功できたのです。

株式会社中村屋 情報システム部 部長 白井 剛 氏

5日間
RISE with SAPへの移行期間

株式会社中村屋様について

中村屋は1901年創業の老舗食品メーカーです。カリー、中華まん、そしてクリームパンの創案で知られ、日本の食文化を豊かにしてきました。近年では、クラウドサービスやRPA導入を通じて食品廃棄ロス削減や労働力確保といった社会課題解決にも積極的に取り組んでいます。

さまざまな取り組みを行いながらデータ活用を目指す中村屋

中村屋は現在、食品廃棄ロスや人口減少による労働力確保といった社会課題に対する取り組みを行っています。例えば、需給管理システムを活用し、生産性の向上や、営業から製造までを一貫した需給計画に基づいて行うといった取り組みです。
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ERP移行プロジェクトを計画。一方で許されたダウンタイムは5日間

中村屋ではこれまで、SAP ECC6.0をオンプレミス環境で利用していましたが、サポート切れが目前に迫ることから、ERPの刷新を早急に進める必要がありました。すぐにでも刷新したいところでしたが、中村屋には簡単に移行できない事情があり、移行プロジェクトは開始されていなかったのです。
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富士通が提案したBLUEFIELDによるRISE with SAPへの移行プロジェクト

選定プロセスでは、富士通を含む複数企業からの提案が綿密に比較検討されましたが、中村屋が最も重要視したのは「ダウンタイムの死守」でした。事業継続性を最優先とする同社にとって、システム停止期間を可能な限り短縮することは絶対条件だったのです。
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不安から始まったプロジェクトは富士通への大きな信頼を抱き成功へ

プロジェクトは順調に進んだものの、開始当初は不安が多かったと言います。例えば、移行データを1テラバイト以下にするという目標から、6テラバイトのデータをどこまで削減できるのかという、本質的な部分への不安です。しかし、こうした不安は、富士通とプロジェクトを進めていくうちに富士通から得られた信頼感によって解消されました。
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データドリブン経営を目指す中村屋と富士通の新たな取り組み

今後は、SAPシステムを中核とするデータ活用を実施したいと、中村屋の期待は膨らみます。
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