ソニー銀行株式会社 様
次世代デジタルバンキング
システムで創る
ビジネスアジリティ
2025年5月、ソニー銀行株式会社(以下、ソニー銀行)の新勘定系システムが稼働を開始しました。ソニー銀行は、勘定系システムの刷新にあたり、Uvance for Finance の勘定系ソリューション「Fujitsu Core Banking xBank(クロスバンク)」(以下、Fujitsu xBank)を採用し、クラウドネイティブな新勘定系システムを構築。多様な商品・サービス、取引機能をマイクロサービス化することにより、スピーディーな商品・サービス開発とタイムリーな提供、既存機能の柔軟な改良を可能にし、ビジネスアジリティ向上への道筋を立てています。
課題
- 老朽化した勘定系システムの維持に係るコスト負担が大きい
- レガシー技術・密結合が足かせとなり、新商品のスピーディーな開発・リリースが困難
解決
- 柔軟性・俊敏性に優れ、運用・保守の効率化が見込めるクラウドネイティブな勘定系システムに更改
- 先端技術により、疎結合の業務アプリケーションに刷新
効果
- 新サービス開発などへの戦略的IT投資・リソース活用が可能に
- 勘定系業務アプリケーションの資産規模を約60%削減。ビジネスアジリティ向上に貢献
「インターネット銀行でクラウドオンリーのIT環境を実現できるか。長年の課題でもあった、イノベーティブな挑戦が実を結びました。次世代デジタルバンキングシステムは、将来的に金融業界のデファクト・スタンダートに成り得る、と期待しています。」
ソニー銀行株式会社 執行役員 福嶋 達也 氏
ソニー銀行株式会社様について
ソニー銀行様は、ソニーフィナンシャルグループのインターネット専業銀行です。
「個人のための資産運用銀行」を標榜し、為替コストの低さが魅力の外貨預金、AIを活用した住宅ローン、200以上の国・地域で利用できるVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」、資産形成をサポートする投資信託やFXなど、充実したサービスを展開。各種顧客満足度調査でも常に上位にランクインするなど、利用者から高い評価を得ています。
将来を見越してクラウドネイティブな新勘定系システムへ
金融業界は、デジタル化の加速、顧客ニーズの多様化、相次ぐ異業種参入など、ビジネス環境の変化とともに競争が激化しています。中でも、ソニー銀行が提供しているデジタル型の金融サービスは、利便性やスピード感が顧客満足度に強く影響し、顧客の信頼を得て競争を勝ち抜くためには、移ろいゆくニーズを的確に捉え、柔軟かつ俊敏に対応する「アジリティ=機敏性」が必要です。
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富士通と「Fujitsu xBank」を選んだ3つの理由
次世代デジタルバンキングシステムは、大きく3つの特長を以て、多様な商品・サービスと取引業務のマイクロサービス化を実現。これらの特長は、富士通の提案を選定した理由に重なります。
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手厚いサポートを得て、徹底的な点検・テストを実施
勘定系システムの更改と同時に、クラウドネイティブ(リフト&シフト)に対応することは、非常に難易度の高いチャレンジです。開発終盤では、富士通と協力してシステムの再点検を入念に行い、金融システムとして守るべき品質を担保することに注力しました。
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社内の手応えと社外からの反響に「次世代」システムの可能性を見る
前述のように、次世代バンキングシステムはMSAを適用してマイクロサービス化を実現しています。これにより、バックエンドの業務アプリケーションの資産規模が約60%削減されました。MSAやAPIといった先端技術の活用により、さらなる運用・保守の効率化を見込んでいます。
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生成AI×データで、ビジネスアジリティのさらなる向上へ
今回リリースした次世代デジタルバンキングシステムは、生成AIのシームレスな適用が可能で、データ連携も容易に行えます。今後は、このような新技術を取り入れて、業務の省力化、商品・サービス開発の迅速化を図り、相乗的にビジネスアジリティを高めていきます。
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