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「ニッポンの物流美 この国の物流を、あたらしく、うつくしく。」。物流変革をミッションに掲げる株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー(以下、トヨタL&F)が、人工知能(AI)を活用した新たな物流の安全性向上に挑んでいます。同社は2021年以降、物流現場の様々なデータをクラウド上で収集・蓄積・分析し、改善を支援するサービス群「FORKLORE(フォークロア)」を展開してきました。2024年にはFORKLOREのさらなる拡充を目指し、富士通のAI、「Fujitsu Kozuchi」と自社の物流ノウハウを組み合わせ、フォークリフトの安全運転のレベルを評価する国内初のサービスを開始。全国の物流現場でAIを「教習指導員」と見立て、人手不足の解消や事故リスクの低減を実現しようと支援の輪を広げています。
課題
解決
効果
人手をかけなくても、どんなタイプのフォークリフトでも、安全運転の基本に立ち戻れる。そんなソリューションが全国の物流現場で求められていました。
株式会社豊田自動織機 トヨタL&F商品企画部企画室 コネクテッド企画Gグループ長 酒井和 氏
株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー様はフォークリフトの世界販売台数でトップ企業です。豊富な製品群とノウハウで顧客のニーズに応じた最適な提案と実行を通じ、物流や管理、オペレーションなどを含む「トータルコストの削減と効率化」を包括的に支援します。
フォークリフトは重たい荷物の運搬、積み下ろし、仕分け、積み込みなどを担う特殊自動車で、全国の工場や倉庫、空港や港などで使われています。日本産業車両協会が厚生労働省の資料をもとにした調査によると、2022年の特定自主検査実施台数は約85万台と10年間でおよそ2割増えました。
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課題解決には物流現場を滞らせず、働き手の生産性も落とさない新たなアプローチが不可欠です。トヨタL&Fが選んだパートナーは、AIによる画像解析技術を磨いてきた富士通でした。
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フォークリフトが関わる事故や「ヒヤリハット」は、自動車のように必ずしも強い衝撃が伴うわけではありません。安全ではない運転を見極めるには、ヒトの目で注意深く、記録映像を確認する必要がありました。
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安全運転への市場ニーズをくみ取り、2024年7月のリリース以降、ユーザー数はおよそ15社前後(2025年3月時点)まで増えました。一部のユーザーは半年に数件あった人身事故が導入後の半年間ではゼロになったそうです。全国の物流現場で、「ヒヤリハット」から「導入してやっぱり良かった=ヤハリグッド」への転換がじわり進んでいます。
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