ソメイヨシノ(染井吉野)

ソメイヨシノ
科名

バラ科
Rosaceae

属名

サクラ属
Cerasus

学名

Cerasus × yedoensis

時期

花期:3~4月
果期:5~6月

分布

全国

樹木の説明

沼津事業所の春を彩るソメイヨシノは、エドヒガンという桜を母親に、オオシマザクラを父親として生まれた日本産の園芸品種のサクラです。江戸時代末期に作られたこのサクラは、サクラの名所として名高い大和の吉野山にちなんでヨシノザクラと当初名づけられましたが、後に作られた場所である江戸の染井村を頭につけてソメイヨシノと呼ばれるようになりました。日本には野生種のサクラは、エドヒガン、オオシマザクラの他にヤマザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラなど合計10種類ほどありますが、これらを掛け合わせて育成された園芸品種が600種にものぼると言われています。ソメイヨシノの学名はCerasus × yedoensis。学名の中に×が入っていますが、これはこの種が雑種であることを表しています。また学名の中に江戸(yedo)が入っていることも珍しいです。

豆知識

サクラ前線異常あり

春、新緑の山を見上げると、山肌のあちらこちらを彩るサクラをみることができます。でもこれはソメイヨシノではなく野生種のヤマザクラなどです。ソメイヨシノは雑種ですので種ができても発芽せず、接ぎ木や挿し木でしか増やすことができません。街路樹や公園などの植栽に使われても、山の中に植えられることはまずありません。育った成木は皆兄弟で親のクローンです。ですから春になれば一斉に開花し、一斉に散っていきます。このソメイヨシノの特徴を利用したのがサクラ前線です。しかしこのサクラの開花日も地球温暖化の影響によりだんだん早まっていると言われています。