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Sustainable Shared Transport 株式会社
広島ガスの主たる都市ガス製造工場であり、37,031㎡という広大な敷地を有する廿日市工場では、非常に高い設備保安レベルを保っています。これは、24時間の監視体制や巡回点検、ガス漏えい検査など、作業員のたゆまぬ努力によって成り立っています。今回広島ガスでは、人間の五感の限界を突破する保安レベルの実現を目指し、先端技術の活用に着目。4Kカメラ搭載の自律走行ロボットやエッジAIに、富士通株式会社のローカル5Gを組み合せて設備異常を検知する実証を行い、新たなソリューション創出への道筋を切り拓きました。
課題
解決
効果
テクノロジーによってガス漏えいを可視化し、ローカル5Gで遠隔監視できるなら、先端技術と人間の五感・技術による判断の双方を最大限活用した保安レベルの品質向上が可能になると考えた
広島ガス株式会社 経営企画部 専任部長 辻山 圭氏
※所属会社、所属部署は2022年作成当時のもので最新情報とは異なっている場合があります。
広島ガスは、1909年(明治42年)10月30日に創立。日本のガス事業者としては1872年に開業した横浜瓦斯灯会社から数えて22番目、中国地方では最初のガス事業者となりました。以来、100年以上にわたり地域の皆さまとともに着実に歩み続けてきました。現在では、広島市を中心に県内7市とその周辺地域の41万8千戸のお客さまに、化石燃料の中で最も環境負荷の小さい天然ガスをお届けしています。
従来の人の五感に加え、テクノロジーによって設備の異常を早期に発見し、事故防止や作業員の負担軽減につなげたいと考えました。そこで、廿日市工場内 LNG(液化天然ガス)プラントでのローカル 5G を用いた保安業務高度化の実証を 2021 年 12 月から 2022 年の 3 月にかけて実施。カメラ付き自律走行ロボットとエッジ AI による、設備劣化・ガスの漏えい異常検知の有効性を確認しました。
(詳細はPDF資料をご覧ください)
4K カメラとガス漏えい可視化カメラ( 赤外線カメラ )、AI エッジコンピュータなどを搭載した自律走行ロボットによる設備の無人巡回監視、中央管制室への映像伝送にローカル 5G を活用する事で早期に異常検知、メンテナンス現場と中央管制室をローカル 5Gでつないだ遠隔作業支援などが行われました。結果、ガス製造設備がある重点点検区域の点検について、走行ロボットの安定的な自律走行が可能になれば、時間的には人による巡回と同等の約 2 時間で完了できることを確認しました。
(詳細はPDF資料をご覧ください)
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