消費生活用製品安全法に基づく重大製品事故報告
(製品に起因して生じた事故かどうか不明であると判断した事故)

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「重大製品事故」とは消費生活用製品安全法に規定された下記の事故です。

  • 死亡事故
  • 重傷病事故(治療に要する期間が30日以上の負傷・疾病)又は後遺障害事故
  • 一酸化炭素中毒事故
  • 火災(消防が火災として確認したもの)

製品に起因して生じた事故かどうか不明であると判断した事故
(消費経済審議会製品安全部会『製品事故判定第三者委員会』判断による)

事故発生日:2023年8月2日
製品名・機種・型式:ノートパソコン FMVNS8A8

発生場所

大分県

事故内容

当該製品を充電中、異音がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生しており、1名が軽傷を負った。

判断理由

調査の結果、

  • 当該製品は、事故発生の1時間半前まで使用者が使用し、使用後は当該製品の蓋を閉じて居室のダイニングテーブル上で充電した状態で置かれていた。
  • 当該製品本体後部に格納されたバッテリーの外郭樹脂は著しく焼損し、内部のリチウムイオン電池セル6個のうち4個が著しく焼損して露出しており、そのうち3個は缶側面が変形して破裂しており、破裂箇所において電極体の欠損が認められた。
  • 焼損した電池セルは、4個とも電極体が脆化して固化していた。
  • バッテリーの充放電制御基板の基材に穴空き等の出火の痕跡は認められなかった。
  • 当該製品の本体基板、ACアダプター等に溶融痕等の出火の痕跡は認められなかった。
  • 当該製品は、バッテリーに内蔵されていたリチウムイオン電池セルが異常発熱し、出火したものと推定されるが、焼損が著しく、事故発生以前の使用状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

事故発生日:2020年10月1日
製品名・機種・型式:デスクトップパソコン FMVD30012P

発生場所

大阪府

事故内容

事務所で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。

判断理由

調査の結果、

  • 当該製品及び当該製品背面のサービスコンセントに接続されていた液晶ディスプレイモニター及び向かい合った位置にある別の液晶ディスプレイモニターが焼損し、事務所の天井に延焼。
  • 当該製品は、本体内部に出火の痕跡は認められなかったが、本体背面が焼損。
  • 当該製品の電源コードは、本体背面のインレットから約10cmの位置で断線していたが、断線部に溶融痕は認められなかった。電源コードの断線部から電源プラグまでの部分は確認できなかった。
  • 当該製品は、本体背面付近から出火したものと考えられるが、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

事故発生日:2019年12月31日
製品名・機種・型式:ノートパソコン FMVA42WW

発生場所

広島県

事故内容

当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。

判断理由

調査の結果、

  • 当該製品は液晶画面を開き、電源オフ、ACアダプターが接続された状態で机の上に置かれ、壁コンセントに接続された延長コードに接続されており、使用者の留守中に火災が発生した。
  • バッテリーの樹脂製外郭はほとんど焼失しリチウムイオン電池セルが剥き出しの状態であった。
  • 電池セル6個のうち2個は正極側の封口体が外れて、電池セル内部の電極体等が飛び出している状態であった。封口体が外れていない電池セル4個を確認したところ、内部は焼損していた。
  • 当該製品を接続していた延長コードの電源プラグを中心に焼損した形跡が認められた。
  • 当該製品のバッテリーに内蔵されたリチウムイオン電池セルが異常発熱して出火に至った可能性が考えられるが、当該製品の焼損が著しく、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

事故発生日:2018年4月8日
製品名・機種・型式:デスクトップパソコン 機種・型式は焼失し不明

発生場所

愛知県

事故内容

学校で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。

判断理由

調査の結果、

  • 事故発生当時、当該製品は使用されていなかった。
  • 当該製品の焼損は著しく、樹脂部品は焼失し、電源コードは確認できなかった。
  • 電源ユニットの焼損は著しく、ACインレット部は確認できなかったが、基板自体に局所的な焼損はなく、確認できた実装部品、トランス等の電気部品に出火の痕跡は認められなかった。
  • メイン基板、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ等のその他の電気部品に出火の痕跡は認められなかった。
  • 当該製品の残存する電気部品に出火の痕跡は認められなかったが、焼損が著しく、確認できない部品があったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

事故発生日:2018年3月23日
製品名・機種・型式:ノートパソコン LIFEBOOK A572/E

発生場所

愛知県

事故内容

当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、1名が軽傷を負った。

判断理由

調査の結果、

  • 当該製品は電源コードが接続された状態で、出火元と推定される場所の近くに置かれていた。
  • 本体内部の基板、HDD等の電気部品に出火の痕跡は認められなかった。
  • バッテリーパックは、樹脂製ケースが焼失し、内部のリチウムイオン電池セル3本及び保護回路基板が焼損していた。
  • 電池セルは、3本とも内部電極が焼損していた。
  • 保護回路基板に出火の痕跡は認められなかった。
  • 当該製品は、本体に出火の痕跡は認められなかったが、バッテリーパックおよび製品の焼損が激しく型名特定が不可能な状態であり、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

事故発生日:2009年11月3日
製品名・機種・型式:ノートパソコン FMV-NF55X/D

発生場所

大阪府

事故内容

火災が発生し、現場に当該製品があった。

判断理由

調査の結果、

  • 当該製品は焼損が著しく、基板上の部品は全て焼失しており確認できなかった。
  • 当該製品の残存部位(電池パックやACアダプタ)に出火の痕跡は認められなかった。
  • 当該製品に出火の痕跡は認められなかったが、焼損が著しく、回収できていない部品もあるため、製品起因か否かも含め事故原因の特定に至らなかった。


事故発生日:2009年11月2日
製品名・機種・型式:ノートパソコン FMVNB810L

発生場所

宮崎県

事故内容

火災が発生し、現場に当該製品があった。

判断理由

調査の結果、

  • 使用者は当該製品のACアダプターを外し、レザーケースに入れて衣服の上に置いていた。
  • 当該製品の内部基板や電気部品に出火に繋がるような異常は見られなかった。
  • 電池パック装着箇所のある本体下面左下隅を中心に焼損しているが、当該箇所付近に位置している電池パック内の6セルのうち、回収された4セルに内部ショートの痕跡は確認されず、残りの2セルは回収されなかった。
  • 上蓋の外郭樹脂は焼損していなかった。
  • 当該製品の電池パック内の一部のセルが回収されなかったこと、さらに焼損状況から外部からの延焼の可能性も考えられることから、製品起因であるか否かも含め事故原因の特定はできなかった。