データ駆動型集配グランドデザイン
ロジスティクス革新と​顧客体験価値向上

中継輸送拠点を介した物流の仕組みを示す概念図。荷主企業・物流事業者・配送先をつなぎ、幹線輸送拠点でのドライバーチェンジや共同輸配送により、需要と供給の最適化を行うオープンプラットフォームの全体像を表している。

Client

Sustainable Shared Transport 株式会社 様

Sector

運輸業

Challenge

経営アジェンダ

競争が激化するロジスティクス市場において、持続的な成長を実現するための重要な取り組みとして、集配業務の抜本的な効率化と顧客満足度の向上を検討課題とされていました。特に、社内に散在する膨大なデータを戦略的に活用し、属人化しがちな現場主導の運用から、データに基づいた標準化された「集配グランドデザイン」を策定することが求められる状況でした。

デザインインサイト

データ活用による集配効率の向上は、多岐にわたる部門間の連携と業務プロセス全体の最適化が不可欠です。しかし、多様なデータが各部門に点在し、組織横断での連携推進が困難な状況でした。このような状況に対し、単なるシステム開発に留まらず、データや業務、従業員の働き方を統合的に捉え、全体最適なデータフローと施策を可視化する「人起点」のアプローチが有効と考え、デジタルトランスフォーメーション推進における、新たな視点や深い洞察をもたらす可能性を追求しました。

Approach

多部門に跨がる複雑な状況下で、ユーザー起点でデータ活用の戦略的価値を可視化し、具体的な解決策を提示しました。複雑なデータを誰もが理解できるよう分かりやすく表現することで、部門間の連携を促進し、全社的な合意形成を推進。この過程で、データ活用の理想像と現実のギャップを明確にし、データ駆動型の集配がもたらす従業員の働き方変革と、お客様への新たな体験価値提供を具体的にデザインし、中長期的なデジタル開発に向けた基盤構築をご支援しました。

  • 中長期的なデジタル戦略の指針(全社集配グランドデザイン)
  • 従業員の働き方変革と顧客体験向上を両立する計画(ビジョンマップとロードマップ)
  • データ連携と業務プロセスの可視化 (業務フローおよびデータフローの全体最適図)
  • デジタル開発を促進するため共通認識の可視化(コンセプト)
中継拠点を活用した幹線輸送のプロセスと共同輸配送のオープンなプラットフォームの概念図。荷主企業から幹線発着拠点へ域内配送され、中継輸送拠点でドライバーチェンジを行いながら幹線輸送が定時運行される。一方、物流事業者は出荷計画や荷姿・荷物量と運行計画に基づき、需要と供給の最適化を図る共同輸配送のオープンプラットフォームを通じて配送先へ運ぶ様子が描かれています。

Outcome

「ユーザー起点」で多部門のデータを統合するグランドデザインを策定し、複雑な現状を整理。これにより、全社的なデータ駆動型集配への転換を支援しました。現場の集配効率を劇的に改善し、均質で質の高い配送サービスと顧客体験を提供することで顧客満足度を向上させました。 
明確なビジョンとロードマップは、将来のIT投資対効果を最大化する方向性を示し、ドライバー不足対応や再配達率低減による環境負荷軽減といった、経営と社会貢献を両立させる本質的な事業変革を目指しました。

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