Web3.0コミュニティによるビジネスモデルの変革
伝統産業の収益性とブランド価値を最大化

テーブルの上に並ぶ日本酒ボトル2本と、その横に表示されたスマートフォンのアプリ画面。ボトルにはイベント「SAKE WAVE FES 02」のイラストラベルが施され、スマートフォンには音楽プレイリストやライブ連動コンテンツを表示するUIが映っている。

Client

株式会社三芳菊酒造 様

Sector

酒造業、食品・飲料

Challenge

経営アジェンダ

日本酒業界は、若者の酒離れや市場縮小による消費量減少、低収益という構造的な課題に直面しています。三芳菊酒造様も、伝統産業特有の流通構造や生産者視点からの脱却を図り、味・価格以外の付加価値を創出、消費者視点での戦略転換により、持続的成長とブランド価値向上を実現することを模索していました。

デザインインサイト

伝統産業の消費者離れに対し、製品単体ではなく「体験価値」提供が不可欠でした。酒造プロセスをテクノロジーで開放し、消費者やステークホルダーが能動的に関わる場をデザイン。製品への愛着とロイヤルティを深めるこのデザインインサイトが、コモディティ化しがちな伝統製品の高収益化を可能にする鍵と考えました。

Approach

ユーザー参加型の酒造りプラットフォーム「Join&Make」を開発し、酒造り体験そのものを「共創」へと進化させました。製品販売に留まらず、消費者が音楽投票を通じて醸造プロセスに参加できる仕組みを構築し、Web3技術を組み合わせることで、これまで無縁だった 多岐にわたるステークホルダーを繋ぐ新たなエコシステムを形成。このアプローチにより、酒蔵をオープン化し、デジタルとリアルが融合した新たな顧客体験を構築しました。消費者の能動的な関与を促すことで、製品への愛着を深化させるとともに、ブランド価値を向上させ、伝統産業にデジタルケイパビリティとデザイン思考を浸透させる先進的なビジネスモデルを確立しました。

  • ユーザー参加型酒造りプラットフォーム「Join&Make」を活用したデジタルサービス 
  • 「音楽×発酵」を組み合わせた新しい日本酒
  • Web3技術を活用したコミュニティ形成基盤
  • 異業種連携のビジネスモデルコンセプト
Join&Makeアプリの利用画面を解説した画像。4つのスマートフォン画面が並んでおり、それぞれ異なる機能を示しています。最初の画面はNFTイラストを使ったイベントページ「SAKE WAVE FES 02」で、醸造中の進捗状況が表示されています。2番目の画面は「SAKE WAVE FES 02」で2000票を超える投票によってプレイリストが決定される様子を示しており、投票結果がランキング形式で表示されています。3番目の画面は醸造中の日本酒に聴かせている楽曲を再生するライブ機能画面です。最後の画面は、これまでに取得したNFTイベントチケットが確認できるマイページを示しています。

Outcome

日本酒市場の課題に対し、Web3.0とデザイン思考を融合した消費者参加型ビジネスモデル「Join&Make」を構築。販売価格2倍、参加者2,100人以上を達成し、伝統産業の収益性とブランド価値を最大化、地方創生に貢献しました。

Contact