株式会社日新 様 国際物流における基幹システムの移行ダウンタイムを極小化

港でコンテナトラック、コンテナ船、クレーン、飛行機が並ぶ国際物流のイメージ

国際物流のパイオニアである株式会社日新(以下、日新)は、海外23か国・地域に150拠点以上を展開する国際フォワーダーです。五つの重点産業において特化体制と専門人材を擁し、「人の価値」を強みに高い信頼を築きながら成長を続けています。グローバルな経営状況をワンインスタンスでリアルタイムに把握してきた同社とって、SAPシステムはグローバル経営を支える基盤であり、2027年を見据えたSAP ECC 6.0の刷新が不可避となっていました。業務を止めることなく基幹システムを刷新するという極めて高い移行要件に対し、日新は BLUEFIELD と Near Zero Downtime を組み合わせて SAP S/4HANA への移行を実施し、ダウンタイムの極小化を実現。正確かつ迅速な意思決定を可能にする業務基盤へと強化し「止められないグローバル経営」を支える基盤として進化させています。

課題

  • SAP ECC6.0のサポート切れに伴い、 S/4HANAへの移行が必要
  • 国内外に点在する多くのユーザーや業務の負荷を最小限に抑えた移行
  • ダウンタイムは時差を考慮し48時間の制限

解決

  • 業務を止められない制約のもと、BLUEFIELDのNear Zero Downtimeアプローチを採用
  • 既存業務を維持し段階的に移行する設計と切替手順の最適化により、最終データ移行を26時間で完了

効果

  • アドオン機能を約1/3削減しスリム化
  • 正確かつ迅速な意思決定のさらなる高度化の推進へ

グローバル規模で物流の影響を鑑みた『止められない』要件に対し、ダウンタイム48時間の制限に応え、最小化できるBLUEFIELDの提案があったのは、富士通だけでした

株式会社日新様 情報システム部 部長 石田 英教 氏

48時間

制限されたダウンタイム

株式会社日新様について

日新グループは、海外23か国・地域150拠点以上のグローバル・ネットワークを駆使して、海上輸送、航空輸送、鉄道・トラック輸送などあらゆる輸送手段を最適に組み合わせた「国際複合一貫輸送」やフォワーディングサービスを提供。
5つの重点産業(モビリティ・化学品・食品・設備機械・医薬品)において専門性の高い物流サービスを展開しています。同グループの中核企業として、日本を拠点に国際物流および三国間物流を中心とした物流事業を担っています。

グローバル経営を支えるシステムならではの課題

サプライチェーンの分断、原油価格の変動、労働力不足。世界経済をつなぐ国際物流業は、常に複雑で多岐にわたる課題に直面しています。こうした中、経済安全保障とビジネス成長の両方を実現するには、物流DXによるサプライチェーンの強靭化が不可欠です。
業界でも一早く物流DXを推進する日新では現在、物流の可視化と迅速化に向け「顧客向けフロント機能のデジタル化」と「グループ基盤のガバナンス強化」の両輪で取り組んでいます。
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決め手はダウンタイムを最小化するアプローチ「BLUEFIELD+Near Zero Downtime」

同社は本格的なSAPの移行計画を立てるにあたり、2023年4月よりアセスメントを開始。移行プロジェクトのパートナーに富士通を選んだ理由について「グローバル規模で物流の影響を鑑みた要件『止められない』に対し、ダウンタイム48時間の制限に応え、ダウンタイムを最小化できるBLUEFIELDの提案があったのは、富士通だけでした」と石田氏は振り返ります。
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時差を考慮し捻出した週末48時間内で、最終データ移行を26時間で完了

富士通は、まず現行保守会社と連携し、S/4HANA化と前提条件であるUnicode化を分断することなく一気通貫で実施しました。一方、システムと分離したデータは、アセスメントフェーズでSAPの利用状況を確認し未使用のアドオンを洗い出し、アドオン機能を約1/3に削減。
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正確かつ迅速な意思決定のさらなる高度化の推進へ

本稼働後について徳永氏は、「テストでは実行できない領域で発生する問題に備え、富士通はあらかじめ重点保守期間を設け、迅速に対応し切った点を高く評価しています」と語ります。システム刷新による国内外ユーザーへの影響についても、エンドユーザーにとって使い勝手の変化を可能な限り抑えることで、大きな混乱を招くことなく業務を継続できています。
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